- Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834016321
感想・レビュー・書評
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この絵本も、江國香織さんの「絵本を抱えて部屋のすみへ」で紹介されていた。
北欧の絵本というと、真っ先に思い浮かべるのはスウェーデンの作家大好きなエルサ・ベスコフ。
ベスコフの絵本は、細やかでふんわりした暖かさと豊かな自然に満ちている。
この絵本は、ひと味違った(北欧で一括りにするのが間違ってるんだろうけど)。
描いているドーレア夫妻のイングリさん(奥さんかな)がノルウェーの出身とのこと。
あちらの昔話ではお馴染みのトロールが出てくるが、トロールが飼っているばけものどりがメインとは驚き。
絵も話も豪快で愉快。
最後にトロールが朝日を浴びて石になり、砕け散るところは、ドラキュラ伝説かと思った。
北欧の絵本、他にも読んでみたい。2020.7.22詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵が非常に独特。素朴と闇とユーモアが同居している。
訳文も独特のテンポでクセがあるんだけど、この絵にぴったりだと思った。訳者プロフィールを読んで詩作をされているかただと知り、意図的な表現だったのかと大いに納得した。 -
小1の娘が図書館で借りてきた本。カラーと白黒の絵が交互にあって、小1には難しいかな、と思いながら読んでやると、トロールが石になってしまった場面の白黒の絵で「おもしろい!」と笑っていました。
私はまず選ばないかな~という絵本だったけど、子供からすると面白いわけで。親の好みだけで絵本を選んでてもだめだな~と思いました。
ちなみになぜこの本を選んだのか尋ねると、題字が「こわそうだったから」と。こわいもの見たさ、だったのか。 -
ノルウェー、トロール懐かしいわ❣️
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図書館のリサイクル会で見つけた絵本。
トロールって何だっけ?
ハリーポッターにも出てきたっけ。
この絵本は素朴な味わいだった。
トロールについて調べてみようと思う。 -
息子の大好きなトロールが出てくる絵本。じいっと集中して聞いていました。
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ドーレア夫妻の作品。子言うのを読むと、つくずく福音館ってすごいなあと思う。アメリカの絵本の歴史の中で、この本は!と思うものみんな押さえてる。しかも、この本の初版2000年・・・。(アメリカの初版は1976年)
世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本となっていて、表紙カバーの袖にこのシリーズ?に該当すると思われる絵本の署名が、ずらっと列記されている。
ノルウェーに伝わる民話をもとにしたトロール鳥のお話。
面白~~い。
絵が、もう少しはっきりして遠目が効くなら読み聞かせにもぴったりだと思う。
いや、見えなくてもお話だけで、十分面白いな、きっと。