チャールズのおはなし (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834016413

感想・レビュー・書評

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  • チャールズの日常の物語。
    周りに、お母さんはじめ愛してくれる大人がいっぱいいて幸せな子ども時代を送っている。
    だから、大人にこそ読んでほしいと思う。

  • どんぐりやバスのきっぷ、なんでもあつめるのが好き!おばあちゃんがつくってくれた「なんでもぶくろ」にこんどはまつぼっくりを集めよう。(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

    『あなたもブックトーク』京都ブックトークの会にて紹介

    どんぐりやバスのきっぷ、なんでも集めるのが好き!おばあちゃんが作ってくれた「なんでもぶくろ」に、こんどは松ぼっくりを集めよう。

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

    チャールズのお母さんや周りの大人たちの、子どもとのかかわり方がとっても素敵。
    ・物を集めるのが好きなチャールズに、なんでもぶくろを作ってくれるところ。

    ・カラのマッチ箱にはいるくらいの小さいものをいくつ集められるかゲーム

    ・近所に住んでいるウィンターさんから、ミスタームーンを預かってほしいというお便りがくる。
    ミスタームーンはくまのぬいぐるみ。スーツケースにミスタームーンの持ち物やパジャマを入れて、チャールズの家にお泊り。チャールズはもてなす。

    ・おかあさんの寝る前の即席のおはなし。いなかのおばあちゃんがいつもきかせてくれる同じお話(同じ話をくりかえし、がこどもには楽しいのかもしれないな)。

    ・チャールズのなんでもぶくろに、お母さんが毎日ひとついいものをいれておいてくれる。それはお店で買ったあたらしいおもちゃではなくて、チャールズがこの頃あそばなくなっているおもちゃの中からひとつ選んでくる。

    ・チャールズが寝る前の、すてきなゲーム。
    チャールズのてのひらをキスしてチャールズが手をまるめ、おかあさんが「朝になったらその手の中になにがはえているかしら?」と聞く。なにが生えてくるか考えながらチャールズはぐっすり眠る。

    自然の中でのびのび育つチャールズも、
    チャールズの周りの大人も、ほんとうに素敵だ。

  • いろいろなものをひろっては大事なものだしととっておくその様子がかわいらしいです。

  • 「チャールズは小さな男の子です。なんでも入る青いふくろにあつめたまつぼっくりがとてもやくにたったり、小さなおうちを作ったら、その中でほんとうのかえるがねむったりと、なんだかうれしくなるおはなしが12こ入っています」
    『チャールズはなんでもはいる青いふくろをもっています。この本には、ふくろにあつめたまつぼっくりがとてもやくにたったり、チャールズが作ったちいさなおうちにほんとうのかえるがねていったりした、なんだかうれしくなる話が12このっています。』
    創作物語。短編集。
    短い話が12話載っている。小さな男の子の日常やごっこあそびが淡々と語られている。子どもたちにとても身近な話。
    文章は縦書き。字が少し小さめなので、少し読み慣れた子に。挿絵は単純な線画だが、線が太いのでほのぼのとした印象で親しみやすい。小さいカットだけの場合もあるが、ほぼすべての見開きにある。
    「チャールズとまつぼっくり」「チャールズとジェニー」「風の日のチャールズ」「チャールズとミスター・ムーン」「クリスマス」「チャールズがピンのように小さかったときのお話」「チャールズのながいながい朝」「チャールズのお家ごっこ」「田舎のおばあちゃん」「海ベのおばあちゃん」「チャールズはごきげんななめ」「なにがはえてくるのかな?」

  • 4歳の男の子の可愛い毎日。表現で、「あんた」という訳が、読み聞かせにはちょっと…。

  • さすが、エインズワースはお話の名手。愛らしいお話にぴったりの絵も魅力的。

  • n.

  • 小さな男の子チャールズのほのぼのとした日常がつづられていて、たいした事件は起こらない。チャールズを包み込むようなお母さんの存在が良い!この余裕はどこから来るのだろう?同じ母親としてうらやましい。低学年なら自分で読めるが、幼児に読んであげるのが最適。

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著者プロフィール

ルース・エインズワース イギリス、マンチェスターに生まれた。子どものために二冊の詩集を出版。後に、BBCラジオ番組“Listen With Mother"のために、いくつかの物語を書いた。主な作品に『こすずめのぼうけん』『ちいさな ろば』『黒ねこのおきゃくさま』『ふしぎなロシア人形バーバ』(以上、福音館書店)、作品集に『ねこのお客―かめのシェルオーバーのお話1』『魔女のおくりもの―かめのシェルオーバーのお話2』(河本祥子訳・絵/ともに岩波書店)などがある。

「2021年 『こねこのウィンクルとクリスマスツリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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