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- / ISBN・EAN: 9784834017502
感想・レビュー・書評
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干支にちなんだ本を図書館で探していて偶然めぐり合った一冊。
表紙の美しさが郡を抜いていたのと、作者の「小風さちさん」のお名前で、即借りて帰った。
美しい娘と若者、森に住む怖いおにばば、変身と危機と、それを乗り越える機知と冒険。
最後はしっかり大団円で、その上この美しい絵!
もう隅から隅まで何度も眺める楽しさを満喫できて、絵本の醍醐味がぎゅっと詰まった、とても良く出来たお話なんである。
約14分かかるが、小さなお子さんにも読み聞かせたい。
自分で読むなら小学生以上かな。
「きいちご」が実り、描き込まれた野草には「マルバルコウソウ」や「ナガミヒナゲシ」もあるので、初夏の頃のお話だろうと思う。
ウクライナ刺繍が施された民族衣装がそれは美しいし、背景に描き込まれた家々や人、井戸、子どもたち、家具・調度品・・どれもこれも本当によく描かれている。
お話を聞いた後、お子たちがどれほどこれを眺めるだろうと、想像するだけでも楽しい。
私だったら「お母さん、薄い紙ちょうだい。透けて見えるの!」と頼んで、上からなぞって描いただろうことは受けあい。今だってやりたいくらいだ(笑)。
なによりも、「はちみついろのうま」の美しいこと!
「ええ?若者と娘とおにばばって言わなかった?」と思った方、鋭いです。
「はちみついろのうま」が登場することで、このお話は大きく展開するのだ。
でもそれは、このお話のキーワードなので、ここではヒミツ。
始めのページで、若者が娘をしっかり見つめている。
娘はうつむいている。ふたりの会話はあってもないようなもの。
でもこれで、導入にはじゅうぶんなのだ。小風さん、上手いなぁ。
最後のページでも若者が娘を見つめている。
娘はうつむいている。でもここではもう、恋から愛に向かっている。
オリガさん、本当に上手いなぁ。
そうそう、若者の仕事は「かじやさん」。
それなぁに?って聞かれたら一緒に調べる楽しさもあるね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
友達に教えてもらって読んだ一冊。
馬の話と聞いていて馬が主人公だと思っていたら、それはそうだけどちょっと違った。
ストーリーはグリム童話のような民話で、よく見るドイツ風の森やフランス風の服装ではないのが新鮮。
また、馬の毛並みやたてがみが流れるように輝いて美しく、そこがこの話の肝であるとよくわかる。 -
4歳には早いかなと思ったが、これがいいと言うので読んでみた。色鉛筆のような繊細な絵で、とても綺麗な絵本。突然むすめが馬になったり蹄鉄や鞍など難しい単語も出て話は難しいが、なぜか気に入って何回も読んだ。
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2014年10月23日
<THE PONY OF HONEY SHADE> -
異国情緒あふれる絵がとても美しい絵本
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ええええー!(笑)
なんだか、昔話や絵本って
「なんでそうなるの?」とか
「それでいいの?」ってつっこみたくなる話が多いけど
これはそうだなぁ
おにばばといえど殺さなくても‥
とか
魔法をとくのに殺しちゃってとけなかったらどうすんのとか
まぁ別にいいけど
お話は日本人の方で
絵はウクライナの方が描いたそうで
ロシアっぽい衣装とかがいいかんじ。
かじやさんがいいひとでよかった! -
あるむらで結婚したむすめとかじや。
ある日、かじやのためにきいちごときのこを取りに行ったむすめですが、ふかい森へと迷い込んでしまいました。
むすめとかじやの愛が感じられました。
水彩と色鉛筆の絵がまたきれいで良いです。 -
こういうの、私は大好きなんだけどな〜。売れませんでした。
絵を見れば見るほど素敵。色鉛筆と水彩絵の具。あらすじはレトロ。「むすめとかじやはめでたくけっこんしきをあげました」
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