まぼろしのデレン―間宮林蔵の北方探検 (日本傑作絵本シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (59ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834020779

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  • 蝦夷地周辺の北の海を脅かすロシアの動向を懸念した江戸幕府の命を受け、1808年から樺太探検に出かけた間宮林蔵(1780?-1844・当時29歳)と松田伝十郎(1769-1842・当時40歳)は、大陸からのびた半島と考えられていた樺太の地が、島であることを発見する。後に「間宮海峡」と呼ばれるようになるまでの裏話や、艱難辛苦を乗り越えて踏破したアム-ル河沿いの交易の地「デレン」の調査探訪など、当時の記録をもとに描かれた、布地版画の関屋敏隆の夢と冒険に充ち溢れた大作絵本。

  • 樺太は島か大陸の一部か?アイヌの人たちの協力で間宮林蔵が命懸けで到ったのは大陸の地。
    史実をもとにした歴史物語絵本。

  • 極寒の樺太を探検し、樺太が島であることを発見した間宮の偉業はすばらしい。しかし、その後ロシアと日本によって先住民がたどった運命を考えると複雑である。

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著者プロフィール

1944年岡山県生まれ。1968年京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)工芸科染織専攻卒業。1976年に『中岡はどこぜよ』(文・田島征彦/すばる書房)で絵本作家デビュー。1991年『中岡はどこぜよ』(くもん出版・復刻版)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞特別推薦。1997年『オホーツクの海に生きる』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞美術賞、1999年ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレで「金のりんご賞」を受賞、2001年ベオグラード国際イラストレーション・ビエンナーレ・グランプリを受賞。主な絵本に、『ぼくらは知床探検隊』(岩崎書店)、『やまとゆきはら』『まぼろしのデレン』(以上福音館書店)、『楽園』(くもん出版)、『手づくりヨットで日本一周6500キロ―ヤワイヤ号の冒険』(小学館)、『北加伊道 松浦武四郎のエゾ地探検』(ポプラ社)などがある。

「2017年 『咸臨丸にかけた夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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