- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834021950
作品紹介・あらすじ
楽しくて、面白くて、奇妙で、美しい、これまでに誰も見たことのないような画期的な本です。意味のないことばと楽しい抽象画のゆかいな組み合わせが100組。どこから読み始めて、どこで終わっても、読み方は自由です。おとなも子どもも「意味」の世界から軽やかに解放されて、思いっきりこの本を楽しめるはずです。 作者は、モダンアートの世界で、国際的な活躍をしている元永定正さんです。
感想・レビュー・書評
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小さい頃ぱぴぷぺぽで会話していたことを思い出した。
意味のない言葉だけど意味があるのではないかと絵とくらべあわせて探してしまうよ。
なんだこりゃ!?おもわず笑っちゃうし真剣にもなっちゃう!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784834021950 -
GUEST 032/詩人・谷川俊太郎:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2011/05/post115121.html
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言葉の意味、絵の意味ということを、改めて考えるいいきっかけの本。
言葉のとおりの絵に見えるし、絵からその言葉のイメージが伝わってくる、そんな感じがする。
でも、意味はまったくない・・・深い世界。 -
まったくもって「無意味」な本。
「きよやしこばえ」は並び替えると「こばやしきよえ」という人名になるじゃないかと、読んでてついつい意味を見出そうとしていた。
ランダムなデータから法則を見出そうとするバイアスを実感できる。
これを読んで、自分は無意味だと分かっていても自分なりの意味付けをして生きていきたいんだということはよくわかった。 -
「談志が死んだ」は回文だし、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」はディズニー映画でミュージカルの、私が愛してやまない『メリー・ポピンズ』の中で歌われる、神様お願いだとかラッキー、またはオー・マイ・ゴッドのような意味の言葉です。
あるいは、臨兵闘者皆陣烈在前(りん・びょう・とう・じゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)は、私が小学生低学年の頃から危機に直面したり闘志を鼓舞するときに唱える呪文で、元は古代中国の道家の人たちが、そして日本に伝来して密教や修験者が護身のために唱えた呪文として今に伝えられるのですが、私はこれを、大好きな忍者が両手の指を組み合わせる形とともに覚えて、普段出せないようなパワーを突出して出すときに使っていました。
もちろんいつも大成功、呼吸法と気を入れることによって、宇宙エネルギーを自分の体内に取り込み、一種の突発的な火事場の馬鹿力で通常の自分より数倍の能力を発揮したのでした。
・・っと、またしても思わず脱線して長いプロローグになってしまいましたが、ともかく、なんだかんだといっても、私たちはとかく日常的に、何でも意味のあることを求めすぎるきらいがありますが、とりわけ言葉については尚更で、それが例外なのはアジャパー(古すぎ!)とかレレレのレー(これも古い!)など、お笑いのギャグかギャグマンガの世界だけかもしれません。
それをこの本は、スカッと爽やかに、まったく無意味な言葉と、とことん無意味なわけのわからない抽象画を組み合わせることによって、見事に私の全身全霊を強く揺さぶったのです。
まったく呆れるほどの無意味さで、実際、正直、接してすぐは途方に暮れて、まさか誰に憤慨するわけにもいかず、一瞬、自分のこの期に及んで意味を求める硬い頭に幻滅するは、大声で絶叫してしまいそうになる小心者のもろい自分を発見したりして、そして、やがてゴーゴーと鳴る滝の水飛沫を全身に浴びたかと思うと、一気にこの無意味の世界に視界が開けてきたのでした。
無意味の世界の、なんと心地よいことでしょう。
そういえば、そういう世界を初めて開示してくれたのは、草森紳一の『ナンセンスの練習』(晶文社・1971年)だったことを今思い出しました。 -
こうでなくっちゃ!と思わずつぶやいてしまう「絵本」。
大人も子供も楽しめる絵本とはまさにこういう本を言うのではないでしょうか?
一生ものです。
あとがきで谷川俊太郎さんが「(元永さんは)自由な眼と耳を持ってる「生き物」なんだなぁ」と書かれていますが、しみじみと私もそう思います。 -
絵が好み
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『もこもこもこ』の元永さんの本。図書館で発見。『ちんろろきしし』に意味は特別にない。全編にわたって、こんな感じの特別に意味のない言葉と、元永さんの楽しい絵がならぶ。理屈で固まった頭では???になってしまう。感覚で楽しみながら味わう。まだ、こどもの反応をみていない。こどもは、どういうか楽しみだ。あとがきと解説に元永さんと谷川俊太郎さんの言葉もある。そのほかは、どこから開けても元永ワールド!なのだ!こんな本を作ってしまう前衛美術家さんも高齢なのだ。あたまのやわらかい、いつも夢をみているような、ご老人なのかな。若いころから、ずっと夢をみていたような…
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大好きな「カニツンツン」の方のご本。頭ん中の咲かせたことのない花が、開花!って感じがします。