- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834024401
作品紹介・あらすじ
むかしむかし、トラはとてものろまで、獲物を捕るのが下手でした。そこで、毎日たくさんの獲物を捕ってくるネコに、狩りの方法をこのおれにも教えてくれよ、と頼みました…。
感想・レビュー・書評
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トラとネコの手元が可愛らしくて好きです。お話は昔話らしい展開でした。
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2年生くらいから。8分。やや長めですが小さな子でもある程度大丈夫そうです。
とらはむかしのろまで,えものをつかまえられなかった。
そこで,すばしこいねこに弟子入りする。ねこにいろいろな技を教わり,ついにすべての技を教わったと思ったとらは……。
「白いりゅう 黒いりゅう」の中に入っている「ねこ先生ととらのおでし」の類話。
ずるがしこいとらをねこがぎゃふんと言わせるところが爽快です。
ねこととらの着ている服がいかにも中国風なのが,ああ,中国のお話なんだなあと。
「ねこ先生ととらのおでし」を素話でやるのですが,この絵本の絵を見たときに,自分自身の中で
「あ,こういう世界だったんだ」
というのが,すとんと腑に落ちたのです。
素話での,聞き手が想像のつばさを広げてつくりあげた世界は,何物にも代え難いですが,
上質な絵本を読んだときに,こういうイメージなのだなあと
思うことも大切なのだと,自分自身で感じました。 -
読み始めたときは、とろいトラがこざかしいネコにバカにされる話かと思っていたんだけど・・・。中国の昔話だったそうな。猫やトラに対するイメージも、日本とは少しちがうというところか。面白かったな。こういう海外の昔ばなしっていうのも、いいね。
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大好きな絵本。中国の昔話です。
猫が虎に狩りを教える姿が面白い。
こういった動物の生態を昔話として語り継がれているお話好きです。
事実ではないけど、実際にその動物を目にした時にお話を思い出すと、より想像がふくらんで面白いです。 -
「むかしむかし、トラはとてものろまで、獲物を捕るのが下手でした。そこで、毎日たくさんの獲物を捕ってくるネコに、狩りの方法をこのおれにも教えてくれよ、と頼みました…。」
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昔とらはのろまで獲物もうまく捕まえられず、ねこに教えてもらうように頼みました。しかしねこは木登りだけは教えませんでした。なゼでしょうか?
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図書館本。中国の昔話。高いところに登れないトラとそんなトラを恐れて街中に住むようになったネコの話。
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トラが木に登らないという生態の起源を描いた昔話。中国にはトラがいたんだものね。
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とらは、昔から強いと思ってたから、おどろいた。とらは、ちゃんと真面目でがんばってるのかと思ったら、さいごにはねこを食べたいと言うから、「えー、びっくり!」と思った。
ねこは、木登りを教えるのをわすれてたんじゃなくて、わざと教えなかったんじゃないかな。
ねこのにこにこ顔としっぽがくるんとしているのが、かわいい。(小3)