ムカシのちょっといい未来―ユウレイ通り商店街1 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 69
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834025743

作品紹介・あらすじ

ぼくは小村武蔵、5年生。うちが"昔ながらのパン屋"だから、「ムカシ」って呼ばれてる。図工の時間に自分の将来を絵に描くことになったんだけど、なんの夢も希望も浮かんでこない。パパは売れもしないヘンテコなパンを作ってはひとりで喜んでるし、今どきパソコンもない店なんて…でもある日、一発逆転のチャンス到来。小学校中級から。

感想・レビュー・書評

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  • 将来の夢を絵に描くという課題をきっかけに、自分の家のパン屋と家族のことを知り、一つ成長する主人公の姿にこちらも笑顔になった。
    長い作品ではないのだけど、丁寧に描かれていて心情の変化がとても自然。
    周囲の人物も生き生きしていて良かった。
    続編も読んでみたい。

  • 未来がどうなっているか、将来どんな職業になっているかわからない。どんな職業があるのかもわからない。暗記ぱん発明してくれないかな…。

  • 武蔵くんの家は昔ながらのパン屋さん。近くには、今風のベーカリーもあって、武蔵は家業をダサいと感じ、父親にもあたってしまう…
    そんな反発する中で描いた「将来の夢」。絵の中にパン屋さんはないけれど、お父さんの想いはちゃんと武蔵に伝わっているなぁと感じる、ほっこり素敵なお話しでした。

  • ぼくは小村武蔵、5年生。うちが"昔ながらのパン屋"だから、「ムカシ」って呼ばれてる。図工の時間に自分の将来を絵に描くことになったんだけど、なんの夢も希望も浮かんでこない。パパは売れもしないヘンテコなパンを作ってはひとりで喜んでるし、今どきパソコンもない店なんて…でもある日、一発逆転のチャンス到来。小学校中級から。

  • ユウレイ通り商店街シリーズ1作目。

  • いい話なんだけど、ちょっとパンチが弱いような。
    読後の印象が薄い。

  • 5年生朝 2013/5/28 p.9-14, p15-22
    5年生朝 2013/6/11 p.23-32, p33-41
    5年生朝 2013/6/18 p.42-52, p53-61
    5年生朝 2013/7/2 p.85-104

  • 主人公は五年生の男の子ムカシ。
    パン屋のセガレ。
    お父さんはパン職人。
    オモシロイパンを作ってる。
    お父さんが作ったナスミソが思わぬ人気のパンになり、ムカシの周りも騒がしくなりはじめ…。
    古事ことわざ辞典とセットで。
    文章がかなり秀逸、読みやすい。

  • ウチはひなびた商店街の、昔ながらのパン屋さん。しかも、父さんは「タクアンパン」とか「おしんこパン」とか変なパンばっかり作ってて、ちっとも流行りゃしない。けど、そんな変なパンのひとつにてっきりなると思ってた「ナスミソパン」が大流行り。このチャンスを生かしてもっと店を流行らせる、と普通は思うのに、ウチの父さんは全然逆だった…

    変わり者父ちゃんに反発する息子の物語。けど、実は父ちゃんにもこだわりもあるし、家族のことをちゃんと思ってる。確かに変なところもあるんだけど、なかなかジンと来る話もしてくれる父ちゃんです。ただ、このノスタルジックさが今の小学生に受けるかどうか…文体が読みやすいので読書の苦手な子には進めやすそうなんですが。

  • 中学年くらいに読んでほしいけれど、やっぱり地味かなぁ~

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著者プロフィール

東京生まれ、東京育ち。「初音ミクポケット ハジメテノオト」「ダンス・ダンス!」「いい子じゃないもん」「クールな三上も楽じゃない」「パパとミッポの星の3号室」「パパとミッポの夢の5号室」「とびだせ!そら組レスキューたい」など。

「2021年 『探偵犬クリス(3) 柴犬探偵、豪華客船を探検する!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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