- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834027105
作品紹介・あらすじ
ナスレディンは、今からおよそ800年前、トルコで生まれた実在の人物だと言われています。裁判官の補佐役をしたり、神学校の先生をしていましたが、人を笑わせることが大好きだったそうで、ナスレディンにまつわる多くの話は、トルコを中心にイスラム世界の人々に親しまれ、長く語り継がれてきました。ナスレディンが、機知とユーモアで大活躍するお話は、小学生のための最適なイスラム文化入門にもなるはずです。
感想・レビュー・書評
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とんち
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図書館本。ナスレディンはイスラムの生活を送っている。文化的には馴染みが薄いけど、佐々木マキさんの絵がグッと近づきやすくしてくれます。
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絵本で世界を学ぼう
で
紹介された本。
本書で87冊目だ。
トルコのお話だ。
紹介本の中でトルコは中東の国として紹介されている。
宗教でくくればもムスリムの国なので、そうなんだろう。
外務省の見解と一致している。
EUには属していない。NATOに属しているが、ロシア製の武器を導入しているので、F-35の納入を止められているなどからNATOから除名される可能性も。
閑話休題
本書では4話構成になっている。
第一話 ナスレディンと裁判官
第二話 ナスレディンのおいのり
第三話 スイカとクルミ
第四話 ロバになった男
ナスレディンって詐欺師?
一と四は、状況から詐欺師になっている。
相手のものを搾取する。
外交において、日本はお人好しの搾取される側になり得るので、本書は教訓になる。
第二話は、強制労働の話だろう。
お祈りの仕方の問題であれば、特許のクレーム(請求項)の書き方に通じる。
第三話は、物は考えようと取るか、神をけなすものはバツが与えられると取るか。
いずれの話も日本人的発想とは異なる世界だ。
ヨーロッパの一部といいながら、位置的にはほとんどアジアで、宗教的には中東と言う状況下でこの様なお話ができたのだろうか。
絵本で世界を学んだよ。 -
ナスレディンと裁判官…恥を利用する
ナスレディンのおいのり…お願いは具体的に
スイカとクルミ…スイカが落ちてきたら超痛い
ロバになった男…天罰で姿が変わる? -
イスラムの国の話しなのに、ユーモアがあるわねー
トルコ昔話 -
入っている話、どれも面白いが、最後のロバの話が一番面白い。
ナスレディンは実在の人物みたいだけど、昔話(とんちもの)と考えていいだろう。他に出ている本で「ホジャどん」とか「ゴハ」の名前で語られる話もナスレディンと同系らしい。
笑える。佐々木マキの絵は遠くからでもよく見えるので、読み聞かせにもいいかも。
イスラム世界の物語はなじみのない子どもが多いから、こういう本で知るのもよいと思う。 -
昔話絵本。なのに絵が昔話っぽくないですね。お話は笑いあり、とんちありで楽しい。3つくらいお話が入っています。