ナスレディンのはなし (ランドセルブックス)

制作 : 八百板 洋子 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 94
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834027105

作品紹介・あらすじ

ナスレディンは、今からおよそ800年前、トルコで生まれた実在の人物だと言われています。裁判官の補佐役をしたり、神学校の先生をしていましたが、人を笑わせることが大好きだったそうで、ナスレディンにまつわる多くの話は、トルコを中心にイスラム世界の人々に親しまれ、長く語り継がれてきました。ナスレディンが、機知とユーモアで大活躍するお話は、小学生のための最適なイスラム文化入門にもなるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • とんち

  • 図書館本。ナスレディンはイスラムの生活を送っている。文化的には馴染みが薄いけど、佐々木マキさんの絵がグッと近づきやすくしてくれます。

  • トルコの昔話。とてもおもしろかった。2012年の発行ですが、図書館の倉庫の本棚に眠って居ました。もっと読まれていい本なのに。

  • 絵本で世界を学ぼう

    紹介された本。
    本書で87冊目だ。

    トルコのお話だ。

    紹介本の中でトルコは中東の国として紹介されている。
    宗教でくくればもムスリムの国なので、そうなんだろう。
    外務省の見解と一致している。
    EUには属していない。NATOに属しているが、ロシア製の武器を導入しているので、F-35の納入を止められているなどからNATOから除名される可能性も。

    閑話休題

    本書では4話構成になっている。

    第一話 ナスレディンと裁判官
    第二話 ナスレディンのおいのり
    第三話 スイカとクルミ
    第四話 ロバになった男

    ナスレディンって詐欺師?
    一と四は、状況から詐欺師になっている。
    相手のものを搾取する。
    外交において、日本はお人好しの搾取される側になり得るので、本書は教訓になる。

    第二話は、強制労働の話だろう。
    お祈りの仕方の問題であれば、特許のクレーム(請求項)の書き方に通じる。

    第三話は、物は考えようと取るか、神をけなすものはバツが与えられると取るか。

    いずれの話も日本人的発想とは異なる世界だ。

    ヨーロッパの一部といいながら、位置的にはほとんどアジアで、宗教的には中東と言う状況下でこの様なお話ができたのだろうか。

    絵本で世界を学んだよ。

  • ナスレディンと裁判官…恥を利用する
    ナスレディンのおいのり…お願いは具体的に
    スイカとクルミ…スイカが落ちてきたら超痛い
    ロバになった男…天罰で姿が変わる?

  • イスラムの国の話しなのに、ユーモアがあるわねー
    トルコ昔話

  • 入っている話、どれも面白いが、最後のロバの話が一番面白い。
    ナスレディンは実在の人物みたいだけど、昔話(とんちもの)と考えていいだろう。他に出ている本で「ホジャどん」とか「ゴハ」の名前で語られる話もナスレディンと同系らしい。
    笑える。佐々木マキの絵は遠くからでもよく見えるので、読み聞かせにもいいかも。
    イスラム世界の物語はなじみのない子どもが多いから、こういう本で知るのもよいと思う。

  •  日本でいうとんち話のようなお話。ぷっとふきだしてしまうようなお話なんだけれど、ちょっとこずるい感じ。ナスレディンといわれるとピンとこないけれど、子どもの頃に読んだホジャおじさんの話みたい。

  • 昔話絵本。なのに絵が昔話っぽくないですね。お話は笑いあり、とんちありで楽しい。3つくらいお話が入っています。

  • 知恵とユーモアたっぷりのトルコの昔話を4編収録。
    日本でいうなら一休さんのような、とんちのきいた話が多くて楽しめる。
    佐々木マキさんのいい意味で気が抜ける、脱力系の絵とマッチしていてよい。

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