ふわふわ (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834080292

作品紹介・あらすじ

小五の香枝は、近くの公園にすむ四百羽の白鳥たちと、小さいときからの友だち。とくにふわふわの赤ちゃんは、なんと言ったらいいかわからないくらい可愛い。 ところがある冬、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため、市民のシンボルだった白鳥すべてが殺処分と決まってしまった。いきなり襲った悲劇に、大人も子どもも身を引き裂かれる思いでいっぱい。公園の獣医師をしている香枝の父親にも、どうすることもできないのか…。

感想・レビュー・書評

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  • テーマは今風だけど、絵はちょっと懐かしい感じ。

    獣医の父を持つ女の子が主人公。

    鳥インフルエンザで自然公園の白鳥を殺処分しなくてはならなくなったことが物語の中心。

    色々盛りすぎかなという印象。
    お母さんが占いの番組にハマっているのとか、母子家庭の親友の話とか、ちょっと主人公に好意を寄せてくれていそうなクラスの獣医に憧れてる男の子とか…
    もう少しどこか掘り下げてあれば、もっと深く読めたと思う。

  • ひとりの子どもの日常から、命というものへの考え方に、じっくりと話が進んでいきます。一見コミカルに書かれた母親の姿に、情報にコントロールされる怖さも感じて・・・。深い話をやんわりと読ませてくれる、良い本だと思いました。

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著者プロフィール

中山聖子
1967年、山口県に生まれる。日本児童文芸家協会・日本文学者協会会員。「夏への帰り道」(のち『三人だけの山村留学』として学習研究社にて刊行)で小川未明文学賞大賞。「チョコミント」(のち『チョコミント』として学習研究社にて刊行)でさきがけ文学賞。ほかの作品に、『さよなら、ぼくらの千代商店』(岩崎書店)、『雷のあとに』『パパはカッパか!?』(文研出版)などがある。

「2022年 『はっけよい、子ガッパ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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