- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834082968
作品紹介・あらすじ
アメリカのカンザス州にある小さな町、グリーンズバーグは、ある日、巨大なたつまきにおそわれました。ほとんどの建物がこわされ、町はがれきでうまりました。けれども、人々は未来をあきらめませんでした。そして、みんなで考えました。グリーンズバーグのグリーン、「みどり」って、なんだろう。やがて町は、自然のめぐみを最大限にいかした町として生まれ変わりました。実話を元にえがかれた、みどりの町のものがたり。
感想・レビュー・書評
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「アメリカのカンザス州にある小さな町、グリーンズバーグは、ある日、巨大なたつまきにおそわれました。ほとんどの建物がこわされ、町はがれきでうまりました。けれども、人々は未来をあきらめませんでした。そして、みんなで考えました。グリーンズバーグのグリーン、「みどり」って、なんだろう。やがて町は、自然のめぐみを最大限にいかした町として生まれ変わりました。実話を元にえがかれた、みどりの町のものがたり。」
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アラン・ドラモンド (著, イラスト), まつむら ゆりこ (翻訳)
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カンザス、竜巻……ときたらやっぱり『オズの魔法使い』!環境についても学べる一冊。ブックトークにも使えそう。
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竜巻で壊滅した町グリーンズバーグ。なにもかもなくなって、未来さえもなくなったと思っていた町の人たちは、だんだん「どんな町にしたいのか」と考えるようになった。そうだ、名前の通り緑の町にしよう! 太陽光発電や風力発電、竜巻に強い家、自然の恵みを生かす家…。今ではアメリカでいちばんの「みどりの町」となった、グリーンズバーグの本当のおはなし。
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竜巻で壊滅状態の小さな町の再建物語。
以前よりさらに魅力的な町をつくろう、竜巻に負けない、自然にも優しい緑の町をつくろう、と立ち上がる人びとの絵本。
カンザスだし竜巻だしエメラルドの都…じゃない、緑の町だから、オズの魔法使いを連想する。
オズに重ねつつ警鐘を鳴らす社会派絵本かと思いきや本当にあったできごとを下敷きにしているらしい。
ああそりゃそうだ。『風の島へようこそ』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4834027066とおなじシリーズだものな。
絶望から希望を作り出す営みは美しい。
作り出す過程は美しいなんていってる余裕のない喧々囂々のぶつかりあいだとしても。
事実がもとだからか、ジェンダー的にちょっと気になる。
主体的に話し合うのは男性中心。登場人物自体は女の人もいるんだけど。 -
この本のモデルとなったグリーンズバーグという町は、アメリカのカンザス州にある1400人くらいの小さな集落で、2007年5月に竜巻の被害にあって壊滅的な打撃を受けている。その悲惨な状況から立ち上がった人々が目指したのは、自然の恵みを生かしたまちづくりであった…、という実話に基づいた絵本で、災害の恐ろしさや避難生活の苦労、町の再建プロセスを通して、自然エネルギーを使用した様々な工夫のありこれを紹介している。最後は文字通り「みどり」の町になったグリーンズバーグだが、この再建の様子はネットでも映像を見ることができる。それにしても竜巻の被害は、まさに想像を絶するものがある。
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本当にすごい竜巻は何もかも持って行ってしまうのね。
こんなに前向きに、かつ計画的に先を見据えた街づくりができるといいんだけどな。
どうしても、東日本大震災後の日本を想起してしまいますね。
今作られている町は、先を見据えたものになっているのだろうか。