ネコの家庭教師 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834083187

作品紹介・あらすじ

ベスは市場に生まれた白いノラネコでした。ある日、黒塗りの立派な馬車に隠れると、女王様の孫、トリア姫に出会いました。ベスを気に入ったトリア姫は、ベスを飼う方策をあれこれと考えめぐらして、ベスを家庭教師として雇うことになりました。ところが、ノラネコが家庭教師が務まるわけはありません。ベスはひげに鉛筆をあてて音を出してバイオリンを指導したり、しっぽに絵の具をつけて絵を描いたりして、なんとかなりましたが……。

感想・レビュー・書評

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  • 野良猫だったベスがお姫様に拾われて、お姫様と猫が一緒にいられるように、ネコが姫の家庭教師になる⁉︎そんなの無理、という予想通り、最初は失敗。だけどそこからベスが学び、本当に姫の家庭教師としての役割を果たしていきます。子供が立派に成長するためには正しく導いてくれる人(ネコ)の存在が大きいのだな、と感じました。
    姫のスピーチは素晴らしかったです。みんながこの心を持てば平和な世の中になるはず。ちょっと鳥肌が立ちました。

  • お姫様に拾われた猫が、お転婆な姫の家庭教師になる話。
    お姫様が学ぶ事が国を平和にし国民を幸せにする事。それを知った猫がお姫様の為に尽くす姿が健気。
    ラスト、お姫様が立派なお姫様として生きていく決心をし、ネコが家庭教師として生きていく決心をする。素敵なお話だなと思った。

  • しっかり設定されて作られたお話。
    世界平和への願いも感じる。

  • 「ベスは市場に生まれた白いノラネコでした。ある日、黒塗りの立派な馬車に隠れると、女王様の孫、トリア姫に出会いました。ベスを気に入ったトリア姫は、ベスを飼う方策をあれこれと考えめぐらして、ベスを家庭教師として雇うことになりました。ところが、ノラネコが家庭教師が務まるわけはありません。ベスはひげに鉛筆をあてて音を出してバイオリンを指導したり、しっぽに絵の具をつけて絵を描いたりして、なんとかなりましたが……。」

  • この本は、あらすじだけだと…
    「市場の野良猫のベスが、ちょっとしたハプニングで宮廷に迷い込み、お姫様のトリアと仲良くなります。
    ですが姫は勝手にペットを飼うことを許されていないので、ベスは飼い猫ではなく家庭教師になることを決意します。」
    こんな感じでしょうか。

    実際に読んでみるとかなり印象が変わります。
    国の抱える苦労など、大人が読んでもハッとさせられるところもあります。
    習い事のシーンなどは我が子にも響いていると嬉しいです。
    最近読んだ本にも書いてありましたが教養って大事ですね。

    ネコのタクシーを読み終わってから読むと、もっと楽しめると思います。

  • 捨て猫がお姫様に拾われ、お姫様の家庭教師に!?設定に無茶があるなぁとはおもうけど、すんなり受け入れられるかわいい世界観。低~中学年向け。

  • 野良だったネコが小さな王女さまと出会い、良き友として良き家庭教師として、共に遊び共に学ぶ毎日。友達と思いっきり遊ぶこと、たくさんコミュニケーションを取ること、その中で頭と心を育てることが子どもにとってはとても大事なことなんだね。あ、ネコも。その結果が王女の最後のスピーチ。うん、お見事。

  • ★★★☆☆
    おてんば姫の家庭教師になった白いネコ。
    下町ネコのマナーを教えましたが、お城のマナーとはちょっと違ったみたい。
    お姫さま10才の誕生パーティまでに、1人と1ぴきはすてきなマナーとスピーチを身につけようと奮闘します。

    国と国が戦わないために、どうすればよいのかな?
    (まっきー)

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著者プロフィール

1960年、東京生まれ。獣医師。北里大学獣医学科卒業後、
アメリカ合衆国カリフォルニア州アーバインの「THE CAT HOSPITAL」で
研修し、帰国後、猫専門の病院を開業。現在、千駄ヶ谷「キャットホスピタル」で
猫の診療にあたる。NPO法人東京生活動物研究所研究員。
絵本や童話の執筆にも積極的に取り組んでいる。著者に『ネコのタクシー』(さとうあや・絵/福音館書店)、
『おばけむら』(田島征三・絵/教育画劇)など。

「2022年 『ルイの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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