すいどう (かがくのとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 367
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086867

作品紹介・あらすじ

ふだん使っている水道の水はどこからきてどこへ流れていくのでしょう。山に降った雨が川となり、川の水が取り込まれて浄水場を経て水道管を通り各家庭へと送られてゆきます。台所やお風呂、トイレなどそれぞれの用途で使われた水は下水となり川に戻され海へと流れていきます。海の水はやがて蒸発して雲となり雨になって山に降り注ぎます。水道を通して私たちの暮らしの中で使われている水の流れをわかりやすく描きました。

感想・レビュー・書評

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  • 地面から水が吹き出している。水道管に穴が空いたんだ。
    工事のおじさんたちが地面に穴を開けて修理を始めた。
    地面にある水道管を知ったことから、水道のしくみ、汚れた水の処理と行方について知っていく科学絵本。
    水の循環についての学びを得られる。


    しかし!!!
    残念なことにこの本にはいくつかの問題点があるように思われます。

    ・川の水の色がグレーなので、道路かと見間違いました。
    ・5階建ての建物の上に受水槽がない。これで水圧だけで水が届けられるのか?
     調べてみたら、3回以上には必要(水道法)と書かれていました。
     上に水槽を描くだけなのになんで描かれなかったんでしょう。残念です。
    ・火事の時の取水は、上水道から取っているの?という疑問が起きましたが、これは半分正解でした。
     防火水槽からも使います。
     「すいどうかんから おくられてきたみずで ひを けしています」は、間違いではないけれど、誤解を招きそうです。
    ・下水の絵に排水トラップがない。
     これはないとまずいでしょう。なぜ省略されたのか謎でしかありません。
    ・トイレの水は下水で流れないと思うんですけど???(調査中)
     この絵のとおりだと、家の庭にトイレの汚水が見える場所があるということになってしまいますが、衛生上問題になりませんか?
    ・「工事のおじさん」は、今では職業性差別につながりかねない表現。「工事の人」で良かったのではないでしょうか。

    ということで、水の流れる仕組みがよくわかっていい反面、正確ではない情報も与えかねない残念な本というのが私の感想です。
    「かがくのとも」なのに。

    なんとなく読むにはいいのかもしれませんが、子どもは思わぬところを見ているので、正直オススメいたしません。

  • 4歳からおすすめ。
    科学絵本として、読み聞かせに強くおすすめしたい。
    蛇口をひねると水が出るという、テーマが身近なこと。
    自然と生活とのつながりを学べる。
    子どもにもわかりやすい説明文。
    シンプルで、見やすい絵。

  • 1y10m23d
    勉強になってすごくよかった。
    普段使っている水道の水がどこから来ているのか、使った水はどこへいくのかが知れる科学絵本。
    今は読み聞かせでじっと聞いているだけだけれど、もう少し大きくなったらまた一緒にら読み返したい絵本。

  • これは、読みたい。普段蛇口の先のことなんか考えたことないよね?視点が変わるかも

  • 「ふだん使っている水道の水はどこからきてどこへ流れていくのでしょう。山に降った雨が川となり、川の水が取り込まれて浄水場を経て水道管を通り各家庭へと送られてゆきます。台所やお風呂、トイレなどそれぞれの用途で使われた水は下水となり川に戻され海へと流れていきます。海の水はやがて蒸発して雲となり雨になって山に降り注ぎます。水道を通して私たちの暮らしの中で使われている水の流れをわかりやすく描きました」

    すごくわかりやすい。シンプルに、わたしたちが使う水がどこからきているのか、使った水はどこへ行くのかが、描かれている。水道菅が地面のどこにどのように通っているのか、目には見えないから絵で描かれているのを見ると大人も「おぉ・・」となる。じっくり眺めて楽しい。

  • 家のちかくのふたをあけると、きかいがあって、そのメーターを見たくなった。

  • おもしろかった!(8歳5ヶ月本人談)ちょうどマチスコープで、マンホールのゆくえを見てたからリンクしたようです

  • 蛇口をひねれば出てくる水。その水がどのようにして運ばれていくか。科学絵本。

  • 4歳
    どこから?どうして?が気になっていた。
    ここ、下水ないじゃん!って絵を見て言っていた。

  • 図書館本。次女に借りてきた本を長女ももれなく読むシリーズ。蛇口をひねれば出てくる水がどうやってたどり着いているのか。次女も徐々に興味の幅を広げてくれたら。

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著者プロフィール

百木一朗 1951年京都市生まれ。京都教育大学特修美術科卒。工業デザイナー、造形作家。1980年、奈良県生駒に「一風工房」設立。著書に『ハンドワークノート』(共著、プレイガイドジャーナル社/現在品切)『直す現場』(ビレッジプレス)がある。「かがくのとも」の作品に、『パンクしゅうり』(1986年11月号)『かざぐるまの くに』(永田智子・絵、1996年2月号)『くつのうらは ぎざぎざ』(2011年7月号)(現在品切)があり、本作で4作目。奈良県在住。

「2022年 『すいどう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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