悲の海は深く

著者 :
  • 東本願寺出版部(真宗大谷派宗務所出版部)
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834103465

感想・レビュー・書評

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  • 「助かりたいでは、助からない」
    この言葉の意味を知りたいのでこちらの御本を購入。
    高史明さんの御本は、一読した経験があったので、頑張れば読み通せそうな予感がいたしております!
    毎日、読むぞ。

    あと少しで読み切れます。

    昨日、ようやく読破致しました。

    「助かりたいでは、助からない」ということですが、本当に助かるということは、一体どういうことなのかという問題ですね。
    助かりたいという思いは、結局自力の思いであり、自分の思いに閉ざされた閉塞された世界、真宗ではそれを「仮身土」といいますが…この仮身土の世界にいることになって、思いとしては助かりたいのだけれど結果としては、一向に助かった状態にはならない矛盾した状態にならざるをえないのです。
    だから本当に助かりたいのなら、衆生と共にお念仏申し上げる以外に道はないと心底から自覚する必要がある、ようですね。
    こんなことは高史明さんは仰っていないかもですが、私のささやかな読み方ということでご容赦願います。

    南無阿弥陀仏

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著者プロフィール

社会心理学者。主たる研究テーマは偏見・ステレオタイプ・差別。特に在日韓国・朝鮮人に対するもの。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。博士(心理学)。現在、神奈川大学非常勤講師。著書に『レイシズムを解剖する』(勁草書房)、共著に『偏見や差別はなぜ起こる?』(ちとせプレス)など。

「2020年 『無意識のバイアス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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