- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834274219
感想・レビュー・書評
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シルクロードシリーズ文庫版4巻。
「黒水城(カラホト)の魔女」「白い神々の伝説」「テイサの記憶」「ペルシャの井戸」「青い石榴」「綿の城」「巻毛のカムシン」「緑の王宮」「ヘディンの手紙」が収録。
SFっぽい設定の説明の作品はなく、言うなれば、「むかしむかし、10人の神(テングリ)がおり・・・」と始まるような作品ばかりで、個人的には嬉しい巻。
カラホトのメインは詩織。1巻登場時に比べると確かに反抗期っぽくなっているけど、こっちの方が好きかも。
白い神々、は三男のマロムセイが唯一髪の毛をさらす話。
個人的には「青い石榴」と「緑の王宮」が好きだなぁ。特に、緑の王宮の皇太后と香妃の会話がいい。
ちなみに、4巻の「ペルシャの井戸-カレーズ-」で主役張っているのが本物のジェナー(7男)で、3巻の「金の髪・金の繭」にでてくるのは実はサーハス(9男)。文庫版になるにあたり、直すかと思ったら、直ってなかったな。
↓殆ど個人的メモ↓
1)オリジン/詩織:いわゆる長。詩織の方が殆どなので、見分けられなくてもOK.
2)テイサ:もさっとした髪型とこけた頬で、すぐに見分けが付く。気位が高くて自分にも他人にも厳しい。でも失敗も多い。
3)マロムセイ:頭の布で区別が付く。真面目でお堅い優等生。
4)ナイアード:「ビビ・ハヌィム」で出てきた前髪パッツン。優しい気質。
5)アッシュ:「青い石榴」の仕掛け人。所謂ワンレンっぽい髪で判りやすい。性格は多分穏やか。
6)カムシン:兄弟唯一の巻き毛。もう、くりくりなので区別は楽。唯一人間に恋した神。多分いい人っぽい感じ。
7)ジェナー:「カレーズ」で主役。バサバサした前髪、直毛を段に切って長く伸ばした髪? 細かい顔だとスルジェと区別が付かない。
8)スルジェ:ゾマシリーズの主人公・ターラの恋人。ジェナーよりも直毛加減が緩い感じなのか、絵が変わっただけなのか・・・。
9)サーハス:書き分けやすいのか小さなコマでよく出てくる。長くない前髪を分けている直毛なので判りやすい。
10)アーサー:「ヘディン」で登場。緩くウェーブのかかった右分けの髪。
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