続・時をかける少女 (Fukkan.com)

著者 :
  • 復刊ドットコム
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本棚登録 : 169
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835447346

感想・レビュー・書評

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  • 「きゃぁ~!これ私知ってる…」

    わたし自身も時をかけてしまいました。鳥肌モノです。
    遠い昔こどものころ、夢中で見ていた映像と、その記憶がよみがえったのです。訳も分からず見ていたころでも所々のキーワード頭の中にあるものなのですね。(歳がばれてしまいますが。)

    なるほど、復刊ドットコムいい仕事してくださいました。
    1972年の本、現代に時を超えて連れてきてくださりありがとうございます。
    もっちろん!筒井先生の本編は何度も読み返してましたので。

  • #日本SF読者クラブ 「タイム・トラベラー」は、筒井康隆の「時をかける少女」を原作とする1972年放送のTVドラマ(NHK)。その続編が「続タイム・トラベラー」であり、このドラマをノベライズしたが本書。名作の唯一の続編だが、あくまでTVドラマの続編である。自分は筒井氏の小説より、別れと悲しみが際立つドラマのほうが好きである。原田知世主演の映画版もよいなあ。あとドラマで思い出すのは、未来人の奇妙なメイク。額とアゴの紋様(?)は何だろう?

  • 文章がぶつ切りみたいだし流れるような会話じゃなく翻訳を読んでいるような感覚。700年後の未来から来たタイムトラベラー、3人の調査隊が時間の狭間にとらわれ探しに来る。過去と未来と交わる事で歴史に変化が生じてしまうので恋愛すら許されないけど行き来できるようにすると最後約束するのでもしかしたら数年後に2人は結ばれると読後も本には書かれていないけど自分で物語が作れるような終わり方になっている。よくどうなるのか気になるから完結まできちんと書いて欲しいとの欲求する本があるがこの本にはそれを感じられず。

  • 少年向けドラマの続編だから、このような子どもっぽい内容になっても仕方ないと思う。ノスタルジックさは、充分に感じることができた。やはり、年をとると子どもに戻るかな?(笑い)ありがとうございました。作家さんと編集の会社の皆さま。

  • 筒井原作の説明不足(エネルギースクリーン装置・タイムトラベルしている間の代理人の存在)などの説明に加えて、時のはざまにとらわれたバミューダトライアングルなどの失踪者についても回収。

  • 時かけドラマ版の「タイム・トラベラー」の、続編ドラマの小説版。ねじれねじれ。
    著者はドラマ制作者のようなのだけど、前書きで筒井康隆も「これで全ての謎が解ける!」と公認太鼓判をおしている。…がしかし。
    時かけ自体が消化不良だったのに、続くこちらも「えっこれ続きは?!」と思うくらい唐突に終わる。
    時空の壁とか、若返りを楽しむ老人達とか、物語のパズルピース一片一片は、私にとっては本家よりも面白かったのだけど、ピース全部集めてもパズル完成しないよこれ?!
    ドラマ放映時の反応が気になる。

  • ラジオドラマ、という感じ。表紙や帯から期待されるラブストーリーではまったくないです。

  •  アニメ映画”時をかける少女”が好きでその原作系を読もうと思い、この本を手に取りました。 原作の筒井康隆の話は、言葉使いが今とは違いそんな言い方今の中高生はしないよな~と思いながら読みました。  今回は、続編(作者:石山透)ということで、どうなるんだろうと思いましたが…うん、まぁこんな感じかと思いました。今回ラベンター出てこないし。  やっぱり、続編って期待値が大きいのか、すごくよかったって思える作品がなかなかないかも。  表紙は、素敵です♪

  • 続じゃない方の時をかける少女の内容が既に忘却の彼方だという。
    何せ読んだの下手したら小学生の時だし。

    頻繁に『私の時代だわ』という台詞が出てくるのが
    世代の代表という自負と熱い感じが出ていて
    よくも悪くも1970年代という時代を反映している気がする。言葉の選び方とか。
    作者が違うという齟齬が若干見受けられはしたものの
    思ったよりも食い違いは少なかったかも。
    今となっては過去である2001年が未来の世界として出てくるので
    70年代から見てどういう風に描かれているのか興味津々で読み進めてたら
    結局のところ単なる通過点だったのがちょっとがっかり(爆)。

    これを今、40年前の話として映像化したらどうなるか見てみたい。
    3丁目の夕日みたいになるSFというパラドックス。

  • 2012年7月5日

    装画/カスヤナガト
    装丁/松田洋一

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著者プロフィール

1959年のNHK『ピエロが泣いた』でテレビのシナリオ作家としてデビュー。1971年、筒井康隆の『時をかける少女』を原作の少年ドラマシリーズ第一作『タイム・トラベラー』が好評を博す。その後、オリジナル続編を執筆し、自身で『続・時をかける少女』として小説化。ついで1973年、NHK人形劇『新八犬伝』のシナリオを担当、これが大ヒットとなる。1977年にはNHK時代ドラマ『鳴門秘帖』、1979年人形劇『プリンプリン物語』のシナリオを担当、『ラーマーヤナ』。SF的発想と独自の楽屋落ちに才腕を揮ったが、58歳で死去。

「2017年 『新八犬伝 結』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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