百年の誤読

  • ぴあ
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835609621

感想・レビュー・書評

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  • 2005

  • 【2005.10.10読了】
    20世紀100年間の日本のベストセラー年代順総まくり。今現在読んで面白いのかどうかという点に一番の重きを置いて、二人の著者がかなり個人的好みを重視しつつ、ツッコミ&斬捨て、少しの絶賛。不如帰からDeep Loveまで。昨今のしょうもないベストセラー本ぶったぎりは予想できるような内容なのだが、もう忘れ去られた過去のベストセラー紹介が面白い。「侍ニッポン」とか「地上」とか読んでみたいわぁ〜〜。

  • 本書は、その名のとおり1900年から2000年までの、20世紀の百年間に日本文学史上で話題となった本、またベストセラーの歴史を刻んだ本を、10年きざみで10冊ずつ、計100冊取り上げ、岡野と豊崎が歯に衣着せぬ無調法な物言いでバッサバッサと語り斬る痛快な書評対談。たとえ世間の評価と食い違おうとも、偉大なる足跡を刻んできた作品たちの真価をめぐって、ある時は辛口で、ない時も辛口で、結局は辛口で、自在に読み込んでいきます。20世紀に生み出された数多の名作の概要が分かり、なおかつ時には「名作」が実は「迷作」であるとまで見切ってしまう大胆な批評性をも盛り込んだ本書は、お徳感も二倍増し? といったところでしょうか。
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    【感想】
    http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50084244.html

  • ▼声だして笑えた。でも、うるさめな学者さんとかには怒られそう。「そんな風に作家○○を語るな! 」って。▼志賀直哉と井伏鱒二に萌えました(「電車に蹴られた」最高)。作家のキャラ立てという点に於いては他の評論本の追随を許しません。▼『マイナス思考でもいいと認めるなら、その先についても論理的に説明すべき』という豊崎氏の発言に共感を覚えました。その通りなんですよね〜……。

  • この本を気に入るか否かというのは、文学批評が好きか嫌いかという視点よりは、仲間内でそこにいない人を話題にすること自体が好きか否かというところで決まると思った。石原慎太郎や田中康夫のファンはさぞ肩を落としたに違いない。普通に笑える。

  • ひとつでも年下は大嫌いなんですが、この人たちを師匠と呼んでみたいとおもいましたなあ。
    書いてみるもんあなあとおもえますです はい

  • 内容:豊崎由美と岡野宏文によるここ百年のベストセラーについての対談。百年だから、徳富蘆花や与謝野晶子から始まってセカチューまで。
    感想:『声に出して読みたい日本語』を「誰でもタイトルくらいは知っている名著を読んだことにしておきたい庶民の見栄をそそる本」と豊崎由美は評したが、ああごめんなさい僕にとってのこの本もそれに近い。でも、こういう対談大好きなのでとてもよい。すごく楽しい。ってか、こういう対談してえよな。思ったのは若手芸人がdeeploveとかセカチューとかウンコみたいな本をひたすらつっこんで行く漫才やったらいいのに、ってそんなのが楽しい人は少ないんですか、そうですか。『文学賞メッタ切り』より楽しいし、註も勉強になります。こういう友達いっぱいほしい。

  • なぜかダヴィンチのときの方が面白く感じた。試みにはそそられるものがあったので、そのまま軽くて鋭い作り方にのまれてさらっと楽しく読めていたのに……まとめて読んだら、やり口に飽きてしまった。

  • ダヴィンチで連載されてるときから楽しみだった1册。
    名作を違った視点で見れて(私は)とても興味深かったです。
    ゆっくりじりじり読みたい本です。

  • そんなにけなさなくても、と思う部分もあるけれど、知らない本ばかりで読む気を起こさせる。これで未知の世界にいっぽ!

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