桜姫東文章: 破戒清幻風鈴お姫釣鐘権助 通し四幕八場 (開場40周年記念国立劇場歌舞伎公演記録集 2)
- ぴあ (2005年12月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835615820
作品紹介・あらすじ
奇才・鶴屋南北が、男女三人の運命を鋭く描き切った問題作「桜姫東文章」の、初演以来初の通し上演が国立劇場で実現。折しも国立国会図書館で初演台本の写本が発見され、それを参考にして台本作りが進められました。以降続く「桜姫東文章」ブームの先駆けとも言える公演の全記録です。補綴の郡司正勝以下、守田勘弥、坂東三津五郎、中村雀右衛門らの出演俳優陣が一丸となって甦らせた伝説の舞台の全貌が明らかになります。
感想・レビュー・書評
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鬼才鶴屋南北の傑作ダークファンタジー。古典を換骨奪胎し、南北の奇想、ケレンが炸裂しています。美しきヒロイン桜姫は、僧清玄と心中を図った稚児白菊丸の転生であり、館に押し入り自分を犯した盗賊権助が忘れられずお揃いの彫り物「桜に釣鐘」を入れています。また、清玄との姦通を疑われ非人に落とされたのち、権助によって女郎に売られます。純白をどこまでも汚し抜く嗜好が凄い!秩序を破壊する衝動にクラクラします。生の歌舞伎で観たくなりました。
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台本と写真が並列してあり漫画を描く際参考にしやすい
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