子供の一生を幸せにする24の食育術

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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835639505

作品紹介・あらすじ

本書はアグネス・チャンさんが初めて記した、子育て「食育術」の一冊です。
3人の息子さんがスタンフォード大学に入学したことでも知られていますが、その子供たちの明晰な頭脳と健康な体を、食を通してどう育んだのか? そのすべてが24の章でつづられています。

どんな時に何を食べるといいのか、何が悪いのかといったことはもちろん、食べ物を介して親子のコミュニケーションの方法、大切さも語られています。

さらに、巻末にはいつもの食材で簡単に作れる、アグネス家のレシピを効能別に掲載。

著者本人も「子育て中のママはもちろん、パパにもぜひ読んでほしい。満足できる一冊に仕上がりました」と語っています。

近年、さまざまな角度から食の安全性、大切さに注目が集まっています。そんな現代だからこそ知ってほしい知識を、アグネスさんならではのユーモアと温かさで包んだ本書。ぜひ手に取ってご覧ください。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の子供への愛、食事へのこだわりを感じる一冊でした。

    日々働きながら子育てをしているとどうしても手を抜いてしまう毎日の食事を、いかに健康に、そして子供の未来へ繋げるようにするか、と考えさせられた。

    定期的に読み返したい。

  • 「スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法」を読んで、仕事しているのにここまで子育てに力を入れられるのがすごいなと思った。本書を手に取ったのは、特に食育について具体的にレシピなどが知りたかったから。

    表紙をめくると、まず妊娠中の食事についてから始まる。食育ってそこから!?が最初の感想。他に母乳が出やすくなる食べ物や、産後の体を労る食事や離乳食などが続く。

    読んでいてなるほどと思ったのが、著者が「どんな献立にするか」より「どの栄養を取るか」を考えて食事を準備しているということ。だから嫌いな食べ物があっても、同じ栄養のある別のものを食べればOK。
    食事を考える際、普通は「今日の夕飯何にしようかな。あ、お肉が安いな。これにしよう。」になるところが、「子供が疲れているようだから今日はこれにしよう。」となる。
    これは普段、「スーパーで安かったから」「レシピが簡単で楽だから」で献立を決める人からしたら意外と目から鱗なのではないだろうか。
    今、体が何を欲しているか、どうしたら体の不調から回復するのか、将来元気に過ごすために何を取らない方がいいのか。その視点で食べ物、飲み物を選ぶ。
    また、朝食の内容を毎日変えたり、食事以外では座る席を変える・窓を開けるなどの変化をつけて脳に刺激を与えることに関しても、新たな発見だった。


    総じて「とにかく子供のために何ができるか」を念頭に置いた、タイトルどうりの内容だった。これができる著者は本気ですごいと思う。
    夕食時の親子の会話、独食をさせない、については耳が(目が?)痛くなる。早く食器を片付けたいがために「早く食べて」と言っていては食べる楽しみがなくなってしまうし、親子の会話も減ってしまうなと思ったのでこれからは気をつけたい。

    なお、載っていたレシピは「眠れない夜に」「冷え対策に」「夏の疲れをとる」などの対症療法的なものだった。私が知りたかったのは五色・五味・五法の献立だったので、少々違ったのが個人的には残念であった。
    でも全体的にはなるほどと思う内容が多く、読んで良かったと感じたので星4つ。

  • 食育の本が読みたかったけど、どれがいいのか分からなくたまたま手にした本。
    失礼ながらアグネスさんのことをあまり存じ上げてなかったのに最初に選んだ食育の本がこれで本当によかった!
    知識になること、真似したくなること、尊敬するようなことがたくさん詰まっていて、
    定期的に読み返して忘れないようにしたいと思った。

  • アグネスさんの子育てはとにかく子供への愛情がいっぱい。
    バリエーション豊かな食事で子供の脳を刺激して、味覚を育て、季節の行事をお祝いする。食事って栄養面だけじゃなく色んなことを子供に教えてくれるんだなぁ。でももちろん親の努力が必要だけど。
    お弁当がマンネリにならないように工夫をしたり、中国・日本・アメリカの季節の行事をお祝いしたり
    (パンプキンパイ美味しそう!)
    アグネスさんの子供3人は男の子たちだそうですが、みんな家族が大好きなのも頷ける。こんなにご飯が美味しそうで、楽しそうな食卓だからね。

    食事は大切。
    添加物や甘いジュースを避けるのも大切だけど、何で駄目なのか子供達にきちんと説明していたり(ジュースを飲ませたら、喉乾くよね?と聞いたり)厳しく禁止するだけじゃないところに親の愛情を感じます。

  • 当たり前のことだけど、出来ていないこともある。
    アグネスの本は押し付けではなく、出来ることから始められる。
    子供にやってあげたいことばかり。少しずつでも始めて行こう!そんな気持ちにさせてくれた優しい本でした。

  • 率直な感想。すごいなー!!全て真似はできないけど、できそうな事から取り入れてみようと思った。
    食べたら体に悪いものなど。手作りふりかけとかなら、できそう。

  • 衣食住何に重きを置いて生きていくかは人それぞれだと感じた。
    どんな食べ物を積極的に取るか、取らないかという考え方もやはりいろいろあって1つに決めることができなさい。
    その中で家族の健康と食の楽しみという2つの折り合いをつけながら、できる限りの愛情を伝えていくのは母としての大事な役割だと感じた。
    そして何よりお手本としたいのは、食卓という家族団欒の場を大切に守っていること。テレビを見るよりも家族の声に耳を傾けてああだこうだと言い合う時間は何事にも変えがたいのではないだろうか。

  • アグネスチャンの子育て法を参考にしたくて彼女の著書をほとんど読んでるため、内容は他のものとほとんどかぶっていたけど、彼女がいかに子育てにおいて食事を大切にしていたかがよくわかった。

    食事の大切さ、楽しさを子供に教え、
    忙しい中でも食事を最重要事項に置いている。

    中でも印象的だったのは、子供たちが友達をたくさん連れて家で食事を食べさせること。

    普通だったら食べ盛りの子供たちが10人もきて食事をしていったら、とてもじゃないけど大変だからやんわり断りたくもなりそうなところ、彼女はそれが幸せであり、進んでたくさんの子供たちに手料理を振る舞っている。

    子供が自分の友達を連れてきて母親のご飯を食べさせたいと思う関係性って素敵だなぁと思う。

    アグネスチャンは全てにおいて、論理的で子育て法も食育法も納得できることばかりなんだけど、それ以上に普通は仕事しながらそこまで手間ひまかけれないようなことを子供たちのために喜んでやっている。

    彼女特有の子育て法はたくさん紹介されているが、結局それらの方法ではなく、彼女の子供に対する献身的な深い愛情が子供たちにきちんと伝わり、素晴らしい子供たちになっていったんだなぁ、と思った。

    そして当然なんだけど、彼女自身が勤勉家で正しい食生活を送り、いつも感謝の気持ちを持って周りの人に親切な人という素晴らしいお手本であること。

    なかなか真似できるものではないけど、アグネスチャンの子育て法は何度も読み返したい。

  • 手作りふりかけを作ろうと思った
    孤食をさせないようにしようと思った
    ジュースはハイになるからできるだけ辞めさせようと思った

  • 脳にいい食べ方や食べ物、勉強になりました♪

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著者プロフィール

歌手、エッセイスト、教育学博士

「2020年 『10歳までに鍛えておきたい20の能力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アグネス・チャンの作品

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