- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837670155
感想・レビュー・書評
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著者、竹脇無我さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
竹脇無我(たけわきむが、1944年2月17日 - 2011年8月21日)は、日本の俳優。本名同じ。
千葉県我孫子市出身。石原プロモーション、タケワキプロダクション、イザワオフィスを経てアクターズ・セブンに所属していた。
67歳という若さで、亡くなられています。
私にとっての竹脇無我さんは、テレビドラマ「大岡越前」で演じている医師、榊原伊織さんですね。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
父の自殺、次兄の夭折、長兄の失明、自身の離婚…。頭の中が「死にたい衝動」で埋め尽くされる-。うつ病地獄に落ちた著者が「また芝居がしたい」と再生するまでを綴った闘病手記。うつ病を正しく知る参考にもなる書。
テレビドラマ「大岡越前」を見ていると、医師であり、剣術の心得もあるという、うらやましいような役でしたが、私生活では生きるのに精一杯という感じで、苦しい時期が長かったように見受けられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本筋とは関係ないが、著者の父がアナウンサーを勤めていた競馬場に札束を風呂敷で包んで持ってきて雑談し、帰りには包みを三つにした男がいて、あの人誰と父に聞くと田中角栄という土建屋だよと答えた、彼が総理大臣になった時にはびっくりしたというくだりがおもしろい。
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子供の頃、竹脇さんと栗原小巻さんの「3人家族」を楽しみに見ていました。幼心に自分は将来、竹脇さんみたいに颯爽とした大人になって、栗原小巻さんみたいな素敵な女性と恋をするんだと思ってました。その憧れの竹脇さんが、こんなに辛い経験を重ねていたんだと知りました。うつという病を知るのに、よい本だと思います。
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不勉強ながら竹脇無我と言う俳優の名前を知らなかったが、顔写真を拝見すると見覚えがあった。大岡越前等に出演している売れっ子俳優じゃないか。 そんな人でもうつになるんだという驚き。人もうらやむ俳優ですら自分の能力を疑う時がくるのか。 うつに関しては分かりやすい表現だったが、その闘病の内容は凄まじいものだった。圧巻だったのは回復してから闘病中の言葉を覚えていない事。特に「もう死にたい」という類の言葉は、心情は自覚していても他人には吐き出していないつもりなのに実は盛んにSOSとして発していると言うこと。 「うつは心の風邪。だれでもかかる普通の病気」と、その理解を広げようとされた医師もおられるが中々理解は広まらない。 老人に介護にも共通する無理解の壁。個人への負担増。自殺者の増加・・・。でもどうかこの本を読んで踏みとどまって欲しい。同じ悩みを抱えているのは自分ひとりではないのだから。
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薄くて字が読みやすい。このくらいさらりと書かれた方が理解しやすいかもしれません。
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俳優竹脇無我さんのうつ病(躁うつ病)闘病記。
なお竹脇さんのうつ病体験については、「UTU-NET(http://www.utu-net.com/)」にも詳しく掲載されている。
他の方のうつ体験記と合わせてオススメのコンテンツ。