- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837671503
作品紹介・あらすじ
大人の発達障害で、もっとも悩みが深いアスペルガー症候群。10の症例から、本人と周りが無理せず楽しく生きていく道を探る。
感想・レビュー・書評
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発達障害を抱えた患者の個別のケースが物語形式で紹介されていた。著者が患者に対して抱くネガティブな思いに不快感を感じた。自分も他人にこのような形で不快感を与えていたのかと思うと恐ろしい。
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大人のアスペルガー症候群当事者とその周囲の人々がお互いに理解と配慮を示して無理なく共生する方法を探るための本(と書いてある)。
同著者の「大人の発達障害」を持っているので読んでみた。
ケーススタディを読んでいると、受診に来た人々の空気の読めなさっぷりや頑固さにイライラさえ感じてしまう。その多くは、自分にアスペルガー症候群の特性があることは認めても、行動を改めようとしない。そして、周囲の人間はもっと自分に理解と配慮を示すべきだと主張する。この考え方は理不尽で非現実的だと思う。
具体的な会話のシーンなどは(イライラするので)結構読み飛ばしたが、発達障害の特性や共生の方法について考えさせられた。 -
様々なケースのやりとりを書いてあった
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具体的な事例が豊富で、読みやすかった。アスペルガーへの対処は、病症を理解した上で、周りも本人もそれなりに対応することしかないと、理解した。
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成人発達障害について、事例を通して考えていくというもの。
事例はどれも興味深いものですが、極端な例ばかりで私にはあまり参考になりませんでした。
「周囲の理解と支援」についていろいろ考察がなされており、この辺は当事者にも周囲にも参考になります。また社会への投げかけとなっています。
ただ、アスペルガー当事者がこの本を読んでも「楽にな」れないのが残念です。