- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837907824
感想・レビュー・書評
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タルムードを本腰入れて読みたくなる一冊。本書は実生活に応用しやすい教えをわかりやすく解説しており、著者のユダヤに対する興味深さと愛情を感じる。
旧約聖書やタルムードは古代から伝わる文献であるために、どうしてもお説教っぽさが垣間見えてしまうが、そこを深読みすることによって大きな意義を見い出す手法は、敬遠されがちな古い書物へと興味を向かわせるのにとても役立つ。
世界には様々な立場から説かれる思想があるが、その根本に息づくものはそれほどの違いがないように思う。そして、それは古くから伝わる言葉を学んだ末に出てくるものがほとんどなのだろう。知識、知恵というものはこうして受け継がれていく。時にオリジナルとはかけ離れた解釈となってしまうこともある。そうしたときは原典をあたってみることによって自分の立ち位置を確認することができるのだ。
我々もごく当たり前に行っていることに疑問を感じたとき、古くから伝わる言葉に触れることによって、打開の糸口を見つけることができるかもしれない。そのときにいったいどういった文献があるのか、どういった論客がいるのかを頭の片隅において置くことは問題解決にとって非常に有益なことだと思う。 -
2007.09.20 先人の教えは興味深い。
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参考になる。
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50 冊目