油を断てばアトピ-はここまで治る

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 170
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837921707

作品紹介・あらすじ

ひどいかゆみ、皮膚の炎症…みんな「植物油」が原因だった。14日間で「新しい皮膚」に生まれ変わります。

感想・レビュー・書評

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  • ”どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる!
     ひどいかゆみ、皮膚の炎症・・・みんな植物油が原因だった!
     14日間で「新しい皮膚」に生まれ変わります!

     × マヨネーズ、ドレッシング、唐揚げ、カレー・・・
     ○ 煮物、鍋料理、白身魚、具だくさんの味噌汁・・・”(表紙より)

     
     アトピーの増加と、食の西洋化は無関係ではなく、もはや周知なのかもしれません。
     しかし、今まで気づかれなかった痒み成分は小麦や卵などにとどまらず、実は世間に広く使用されヘルシーだと謳われる「植物油」(マーガリン・ショートニングなども)、そして根治しない重度アトピーには、良質のたんぱく質にまでアレルギーを起してしまうようになった「米アレルギー」などがあるということを説明した一冊。


     アトピーの子を治す方法もわからず、病院難民をしてステロイドランクが上がり症状も悪化の一途をたどっていました私。
     しかし、ちょっとしたきっかけでかかった病院で、アトピーは「食毒」だと告げられ目からうろこが落ちました。
     
     それまでは色々なアトピー本を読み漁ったり、アトピービジネスに目を通したりして、しかしサプリとか温泉療法とか、○○だけで治る!みたいな、日常ではお目にかかりもしないものに果たして手を出していいものか迷っておりました。
    「特別なことをしていないのになったアトピーで、特別なことをしたら治るのだろうか・・・?」

     しかし、飛び込んだ病院で指導されたのは、「油」「砂糖」「米」でした。
     その先生の指導の下、一ヵ月後には調子がよければステロイド使用もしなくていいほどの状態にまで回復。
     加えて、偶然にアマゾンで油のことを自分なりに勉強しようと探していた時にめぐり合ったこの一冊に、決定打を打たれました。
     あとでわかったのですが、著者の永田先生と主治医の先生はお知り間と言うことで。どうりで指導内容がかぶる筈です(笑)
     先日、子どものアレルギーは最終的に米アレルギーだろうと言う事で、なんと主治医の先生から永田先生を紹介していただき、受診してきました。
     実際に会って、医者の中の医者という人柄を窺い、これなら治るのではないかと手ごたえを感じているところです。
     完治したというご報告が出来るなら良いのですが、まだ経過中。
     しかし、一年前からの食改善でステロイド無しの状態維持が出来るようになっています。効果は私には抜群と言えました。


     この本の利点は、読んで実践した私の私見ですが、

     ・アトピーのメカニズムの根拠ある説明(私にとっては納得)
     ・サプリや特殊な食品、日常目にもしないもので改善を計らない
     ・何かと不安の付きまとうステロイドを、計画的・戦略的に使用

     という所でしょうか。
     
     ・アトピーは治らない→間違い
     ・アレルゲン(卵・牛乳・ダニなど)は一生ダメ→間違い
     ・ステロイド剤は使わないほうがいい→間違い
     ・かゆみはできるだけ我慢→間違い
     ・母親がアレルギーなら子どももなる→間違い
     

     どこの病院に行けばいいのか、と悩む方。
     赤ちゃんの湿疹に悩む方。
     
     子どもに薬を塗る前に、一度この本を読んでみたらいかがでしょうと、おせっかいを承知の上で記させて頂いております。
     ネットで買っても1300円ちょっと。
     一回の受診費用と薬代で済みます。当たっても、自分には合わないと思われても、ハイリスクではないかと。
     しかも、これを読めば必ず自分の食について考えさせてくれると思います。
     
     サプリよりも、温泉療法よりも、何よりも食の見直しを。
     人間は食べたもので爪も髪の毛一本でも出来ています。
     ならば、食を変えれば体も変わるのではないか・・・?

     体の中から火事のもとの燃料を断たなければ、いつまでたっても完全消火は無いと説きます。
     効くかどうか、ではなく、こういう情報もあるという捉え方でいいと思います。
     世の中、こういうアトピーへのアプローチもあるのだという、候補の一つとして。

  • 油と肉のみならず米にアトピーの原因があるのか。。
    ステロイドはそれでもうちは使わないけど(脱ステでひどい経験ありなので)、食事に関しては参考になった。

  • 「アトピーとは体に痒みとして現れた警告反応」
    この言葉にしっくりきた。
    その警告に従い、食事を変えればアトピーが治る。

    とにかく植物油に含まれるリノール酸がかなり体に悪い。普段の食生活から抜くのは難しいが、これを抜くことでアトピーは治る。治り具合に合わせて徐々に食べていいものも増やしていい。

    アトピーの重症レベルに合わせて食べていいもの・いけないものがなにか、細かく記載してくれている。


    1週間に2個以上の卵は消化しきれず
    ヘドロになる

    米はよく噛め
    →タンパク質がアミノ酸まで分解されない
    →かゆみの燃料「ポリペチプド」になる
    コメの痒みは卵の2.5倍 油の5倍

    過剰なカロリー
    皮膚に排出→アトピー
    呼吸器系に排出→鼻炎、蓄膿症
    消化器系に排出→慢性の下痢、潰瘍性大腸炎
    になる。

    食べてはいけない意外なもの
    精白米、スパゲティ、食パン、インスタントラーメン、インスタントカレー、シチューの素、グラタンの素

  • この本に本当に感謝!

  • アトピーっ子育児中の仲間にもこの本を読んで実践してみたらとても効果があったよ!というご家庭が多くいらっしゃいました。書籍ではオメガ3系の油を摂取することも薦められています。(エゴマ油・亜麻仁油・しそ油など。)説得力があり、実践すると身体が応えてくれる良書だという評判を得られました。

  • ・症状の段階別に食事をコントロール
    ・症状は上から下に、改善も上から下に
    ・基本的な食事の考え方は他著と同じ
    ・アトピー肌の再生は14日
    ・じゅくじゅく→ざらざら

  • 植物油の危険性を警鐘している本。この本ではないけど、アメリカで以前ココナッツオイルが植物油に一掃されて悪者にされた事を思い出した。今ココナッツオイルは復権してるけど、日本人はまだ植物油の危険性を知らないのではと心配になる。

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著者プロフィール

1940年生まれ。鹿児島県出身。下関市立病院において、各種の難治性アレルギー疾患に向き合い「和食に戻す」の理論展開。その栄養学的アプローチから多大な実績を積み上げ注目されるドクターである。

「2018年 『子どものアトピーは「和食」で良くなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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