2040年 「仕事とキャリア」年表 (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 340
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837928843

作品紹介・あらすじ

今から20年後には、日本から「サラリーマン」が消滅する――。

ショッキングな話だが、おそらく、現実はその通りになる。
新卒一括採用、年功序列、終身雇用、定年退職制度……
日本の「雇用制度」はすでに限界。日本はアメリカの「ジョブ型雇用」に
切り替えなければ、もう、もたないのだ。

今後20年の「地殻変動」を大胆に予測してみよう。

2025年 「大リストラ時代」の幕開け
2029年 若手社員の「転職」が激増
2031年 サラリーマン「超格差社会」の到来
2037年 日本企業から「若手社員」が大量流出!?
2039年 ついに年金崩壊!? 「生涯現役」の時代へ
そして2043年――日本から「サラリーマン消滅」!?

この先20年、「仕事に困らない」ために、何を始めるか――。
「新しい時代」の「新しい働き方」に備えよう!

感想・レビュー・書評

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  • 220705*読了
    ジョブ型雇用とは何ぞや?を詳しく教えてもらえました。
    この本をきっかけに、これから何を学べばいいのか?今の仕事からどうジョブチェンジしていくか?といった問いが生まれました。
    今後のキャリアを考える上で助けになってくれる本です。

  • 今後の日本における労働市場の変化が、記されていた。時系列に沿ってロジカルにかかれているので納得感を持ちながら読み進められた。
    専門性が求められるジョブ型雇用が促進される(と予想される)世の中で、「自分は何者」として生きていくのか。問われた。
    まずは、海外生活をして日本以外の文化に長期的に肌で触れたい。その上で、上記のようなグローバルスタンダードなビジネスキャリアを歩むのか、はたまた日本的キャリアで成り上がるのか、またはフリーランス等で、資格/実績よりも人脈を大事に生きていくのか。この三択の区切り型が適切かも分からないが、まずは選択肢の解像度を上げるところから行っていきたい

  • ①ジョブ型雇用とは
    ②今後の20年間に対応するために何が必要か
    ③学び直しとは
    ④自分にとって必要な専門性とは

    ①ジョブ型雇用とは
    請け負って欲しいジョブの内容を明らかにして労働者を募集します
    ノーレイティングシステム
    タイムリーにフィードバックを行う

    高い給与の職種とは高い学歴や長いトレーニングを経て専門的なスキルを獲得した人がつくことができる

    日本の雇用制度はアメリカのジョブ型雇用へ切り替わる

    なぜこんなに給与が安いのか
    専門的なスキルを持っていない
    日本はメンバーシップ型
    転職したとしても給料が下がる

    KDDI
    21年度から管理職にジョブ型雇用
    2週間に1回上司と部下のワンオンワンミーティング
    人事評価半期ごとの成果挑戦評価
    年に1回能力評価

    大手企業でジョブ型雇用を採用している企業の求人を見る

    中高年の学び直しブーム
    雇用が伸びてくる
    データアナリスト
    AI技術者
    デジタルマーケ専門職
    ITセキュリティー

    女性のCEOが増える

    2037年
    若手が活躍する場は無い日本はこの20年間賃金が上がってない若手は海外に働きに行く
    2041年
    スタートアップが多く生まれる
    高い賃金で安定した暮らしはできない
    自分で何かやってやろう
    日本は開業率が低い
    →安定しているわざわざリスクを取らない

    自分株式会社

    まずは自分のキャリアビジョンを描く
    ビジョンは変わって良いとりあえず
    今なりたい自分をイメージする

    仕事とキャリアの相談相手を割いて2人見つける
    仕事やキャリアについて広い視野を持っている
    今の時代の仕事やキャリアについて知識を持っている
    あなたのことを客観的に観察してくれている
    率直に意見を言ってくれる
    自分の中にもう1人の自分を作る


    転職エージェントを上手に利用する
    ビジョンを実現する道筋

    自分のスキルを売り物にしていく時代
    未来の日本社会では狼になることが求められる

    自分のスキル開発に投資をする
    専門分野の勉強をする
    語学→英語Netflix Amazon Prime
    朝から晩までつぶやく英語表現200
    外国人の友達がいない場合は英会話教室
    ③プレゼン能力
    うまく話ができ相手に自分の言いたいことを伝える

    とにかく行動する
    そのために根拠のない自信を持つこと
    その仕事を続けても将来を保障されたものではない
    日本経済新聞を読んだ方が良い
    週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済

    他業種の人から話を聞く

    デジタルサービスを使って最新情報を確認
    ビジネス上での出会い

  • 年金制度は破綻するよな、と再確認できた。
    これからの時代、学び直しは確かに増えていくのかもしれない。
    2030〜40年代はまだ現役世代の私。時代の変化についていける確かな目を養いたい。
    それにしても、学生の時は勉強したく無いのに大人になって忙しくなってからの方が勉強したくなるのはなぜだろう。

  • 定年制は崩壊し、ジョブ型雇用が広まるだろうという見立て。実際、目次年表のうちのいくつかは現実となっている。

    印象に残った点
    ①経済に関する情報収集
    日経新聞と雑誌・東洋経済オンラインを読む。言われてみれば当たり前のことだが、盲点だった。

    ②「株式会社自分」の重要性
    生涯現役でいるためには、自分で事業を持つことが重要。65歳になった時に、自分の事業がなければ、雇用主の元で以前よりも悪い条件で働かざるをえなくなるが、自分で事業をもっていれば現役で自由度高く働くことができる。

    ③ビジョンに向かって行動→戦略的に転職→キャリア・ビジョンを定期的に見直す

    以下は、作中の未来年表だが、本当にこの通りになるかもしれないと思った。
    ▼2023年▼学生の就職先ランキングを「外資系企業」が独占
    ▼2025年▼ 「大リストラ時代」の幕開け。「70歳現役時代」の到来
    ▼2027年▼リスキリング ――中高年の「学び直しブーム」 爆発
    ▼2029年▼若手社員の 「転職」が激増!
    ▼2031年▼サラリーマン「超格差社会」の到来!?
    ▼2033年▼社長は「外国人」「女性」が当たり前に
    ▼2035年▼「変われない企業」はどんどん衰退する
    ▼2037年▼日本企業から「若手社員」が大量流出!?
    ▼2039年▼ついに年金崩壊!?「生涯現役社会」の時代へ
    ▼2041年▼日本に「スタートアップ企業」が次々と生まれる
    ▼2043年以降▼ついに日本から「サラリーマン消滅」!?
    ●自分株式会社ー-「自分を商品として売る」時代に

  • ジョブ型雇用の危機感を煽ってくる内容で、キャリアビジョンとあらゆる行動力の重要性を考えさせられる一冊。

  • 字も大きくて大変読みやすくこれからのキャリア形成についてまとめた良書と感じました。以下個人的関心にもとづくメモです。
    1~3章:特に目新しいことはなく理解のおさらいです。
    4章:仕事とキャリアに困らないための準備
    以下目をひいた記述です。
    ・転職エージェントと転職サイト(ビズリーチ等)を上手に利用する
    ・この5社から声がかかれば一流人材
     着手金(リテーナーFee)をとるExecutive Search Firm:Korn Ferry、Russel Reynolds,Spencer Stuart,Heidric&Struggles、Egon Zehnder
    ・最初の転職企業は有名企業にしよう。できれば外資系戦略コンサル⇒外資監査法人系コンサル⇒日系コンサル
    ・新聞は紙で読むほうが効率が良い+ダイヤモンド/東洋経済
    ・ビジネスマッチングサービス:yenta,バーチャルランチクラブ,bosyu
    ・Progate:プログラミング学習サービス
    ・75歳まで働ける体力・気力の養い方:疲れずに7~8時間仕事を続けることができるが目標。
    ・労働法制:アメリカでは年齢による解雇は差別にあたるとして違憲とされているが日本では定年で強制解雇が認められている。
    ・女性の社会進出を阻む3号被保険者という制度 以上

  • ざっくりと起こる未来がわかってよかった。
    わかりやすいスキルを個人で身につけていかないといけないとわかった。

  • 未来はジョブ型雇用になるらしい。そのためには、学ぶことやビジョンを持つことが必要。ビジョンは年齢と共に変わるので、その都度、ビジョンを考えないといけない。

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著者プロフィール

植田統(うえだ・おさむ)
国際経営コンサルタント、弁護士、名古屋商科大学経営大学院(MBA)教授。
1957年東京都生まれ。東京大学法学部を卒業後、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。ダートマス大学エイモスタックスクールにてMBA取得。その後、外資系コンサルティング会社ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン(現PWCストラテジー)を経て、外資系データベース会社レクシスネクシス・ジャパン代表取締役社長。そのかたわら大学ロースクール夜間コースに通い司法試験合格。外資系企業再生コンサルティング会社アリックスパートナーズでJAL、ライブドアの再生に携わる。2010年弁護士開業。14年に独立し、青山東京法律事務所を開設。
著書に『人生に悔いを残さない45歳からの仕事術』『企業再生7つの鉄則』(いずれも日本経済新聞出版社)、『残業ゼロでも必ず結果を出す人のスピード仕事術』(ダイヤモンド社)、『日米ビジネス30年史』(光文社)などがある。

「2022年 『2040年 「仕事とキャリア」年表』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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