ベスト・パートナーになるために: 男は火星から、女は金星からやってきた

  • 三笠書房
3.83
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本棚登録 : 388
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957430

作品紹介・あらすじ

著作累計全世界で5000万部、グレイ博士の決定版!

「男と女――永遠の、そして一番大切な
テーマを扱った不朽の名著」
 推薦・心屋仁之助

「男は火星から、女は金星からやってきた」の
キャッチフレーズで世界的大ベストセラーと
なったJ・グレイ博士の記念碑的な代表作。

本書を手に取ったあなたは、
ページをくるのも、もどかしいほど
この本で説くアドバイスに夢中になるだろう。
男と女――愛には、この“かしこさ”が必要です。

☆男の自信は“女のひと言”でどうにでもなる
☆女性は「愛され、大切にされている」実感がほしい
☆女は「拒絶」が、男は「挫折」が怖い
☆“リラックスした雰囲気”が男は好き
☆女は“話しながら”問題に筋道をつける
☆男性を“責める”より“許す”ほうにエネルギーを使おう

感想・レビュー・書評

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  • 「男とは」とか「女とは」とか性差による違いを明確にするのって時代遅れなんだと気づけた。

    それよりもどうやって関わっていくかという面の学びが多かった。
    私が特によかったなと思うのは以下の3つ。

    ①点数制度の違い
    相手が家事をしても高価なプレゼントをくれてもどんなことをしても1点とみなすタイプ
    自分の仕事は30点、家事は1点などと物事によって点数が変わるタイプ
    という認識のズレが不満につながるので認識を合わせる

    ②誰の問題なのかを明確にする
    相手へ伝えたいこと、思っていることを全部「ラブレター」として書く
    そこで私たちの問題なのか私の問題なのかを切り分ける
    私の問題とは幼少期に受けた家庭環境からの影響であることが多いようです

    ③関係の季節
    春、純粋無垢な時代
    夏、雑草を取り除いたり水を十分に与え
    意識的な行為、伝え合う必要
    秋、手入れの収穫、充実して生活も豊かに
    冬、充電し新しい自分へ生まれ変わる時期
    今は冬だね、とか二人で認識を合わせてその時々に合った過ごし方をするの楽しそう
    どの季節でもお互い向き合って楽しく過ごせるんだなーというのは学びが大きかった

    未知の旅だからこそ二人の愛はより強くなるというのはよかったなー。
    あとは、わかっていると思わない、わからない前提で愛し合ういとうことは大切

    それと、性差で書かれていたけどそれは男も女も共通事項だよなと感じたのが
    ・頼られられたい
    ・NO と言える関係が心地よい YES をうむ
    ・感謝すれば人は動く
    ・頼みごとをしたあとは無言を貫く
    ・家庭がうまくいってるときは仕事もうまくいく
    あたりかなー
    ビジネスシーンでもよく言われることが多いけど。
    こういうことを性差ではなく個人の特性と捉えれるかは今後の社会で大きな強みとなるだろうな。

    逆にこれは時代錯誤だと思ったのは
    ・できないと言われると助けたい衝動に駆り立てられる
    →自発的なかかわりができない以上助けを求められることもない
    ・女は話を聞いてほしい、男は解決策を示してほしい
    ・女は話して解決、男は黙って解決
    →時と場合による、テンプレで決めつけずに
    まず確認することがコミュニケーション能力

    結局は自分とは違う人間なんだからひとつひとつ丁寧にコミュニケーションをとる努力を怠らないってことが全てだな。

  • ―愛情というものが四季のごとくに周期的に移り変わっていくものであることを覚えておこう。春の間は実に楽しく、すべてが思いどおりに運んでいく。何の苦労も必要ない。その生活が永遠に続いていくと確信できる。だが、夏になると思いもよらなかった厳しい仕事が待ち受けている。その時期を乗り越えれば、あなたはより充実感と満足感を得ることができるのである。豊穣の秋を謳歌できるのである。だが、やがて冬が必ずやってきて、あなたの心を空虚なものとする。

    ―この時期、私たちは否定的な感情にとらわれ、それが彼(彼女)との愛情関係にも大いにマイナス効果を与えてしまう。心の奥深くに押し込まれていた苦痛に満ちた感情が、それを抑え込んでいたふたがはずれてしまった結果、一気に顔を出してくるのである。したがって、この季節は相手のことに関してより、むしろ自分のことに関してあれこれじっくりと見つめ直し、考えていく必要がある。それが、二人の間をさらに深めていく秘訣である。……暗く、寒さの厳しい冬の季節の間に自分を愛することを忘れなければ、自動的に再び春の季節がめぐってくるのである。

  • 【読むきっかけ】
    別の恋愛本で言及されていて気になった。
    この界隈では名著らしい。

    【目的】
    女性心理への理解を深め、より上手にアプローチできるようになりたい。

    【感想・学んだこと】
    男として生まれた以上、女心は生涯理解できないだろうと思っていたが、本書では実に分かりやすく女性心理を翻訳してくれている。
    読み進めるうちに、これまで心の片隅で燻っていた女性の謎言動が腑に落ちていくのである。
    実体験と照らし合わせて、当時の自分の対応がいかにマズイものだったのかに気づき、反省できた。
    本書の内容を愛情を育むためのバイブルとし、次の恋愛で役立てたい。
    以下は特に参考になった内容
    ・女性にはとにかく喋らせることが大事。男性はとにかく耳を傾けている姿勢を示し、共感するだけで全て上手くいく。余計なアドバイスは厳禁。
    ・女性が男性の愛情表現を採点する時、日頃の小さな気遣いと高価なプレゼントは同じ1点。大小ではなく、数が大事。
    →常に女性に対する気遣いを意識し、愛情のタンクを満タンにし続けること
    ・愛情は四季のように移り変わるものと心得ておくこと

  • 悩み事は本が解決してくれる。

  • 外国の本は翻訳の段階で変わってしまうので、いまいちよくわからなかった。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00644758

    本書を手に取ったあなたは、ページをくるのも、もどかしいほどこの本で説くアドバイスに夢中になるだろう。
    男と女——愛には、この“かしこさ”が必要です。(出版社HPより)

  • 名作をやっと!
    心に響くフレーズがたくさん!
    読むタイミングによっては心にグサグサと刺さると思う(いい意味で)

    必要かな、と思った友達に貸したら
    どんぴしゃで刺さってた◎

  • 男と女は別の生き物だな、と改めて思った。

    今まで自分が培ってきたコミュニケーション方法だと男性に対しては上手くいかないのか、、とショックを受けた。
    例文が多すぎる印象だけど、その多さで「男性はそ
    ういう受け取り方をするのか」と強く印象付いた。

    頼み事は直接的な言い方で伝えることと、いつもご機嫌で相手を受け入れることが上手くいく秘訣かな。
    男女どちらも読んだ方がよい。

  • 参考図書

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著者プロフィール

(John Gray)
1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)。著書 『グローバリズムという妄想』(日本経済新聞社、1999)、『自由主義の二つの顔:価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006)、『アル・カーイダと西欧:打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」』(阪急コミュニケーションズ、2004)、『ユートピア政治の終焉:グローバル・デモクラシーという神話』(岩波書店、2011)、『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009)、『わらの犬:地球に君臨する人間』(みすず書房,2009)、『猫に学ぶ:いかに良く生きるか』(みすず書房、2021)他多数。The Guardian, Times Literary Supplementその他の紙誌に定期的に寄稿。

「2021年 『猫に学ぶ いかに良く生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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