眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話 (王様文庫 D 12-12)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 69
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837967651

作品紹介・あらすじ

「雨はれて、月おぼろにかすむ夜――」
三島由紀夫、谷崎潤一郎も愛した怪談『雨月物語』を大胆・鮮やかに再現。

 【祟り神】天皇家が700年間も恐れた怨霊『白峯』
 【元祖ボーイズラブ!?】試される義兄弟の絆『菊花の契り』
 【映画で有名】帰らぬ夫と待つ妻『浅茅が宿』
 【不思議体験】魚に変身した画僧の物語『夢応の鯉魚』
 【異形のモノ】うかつな親子が遭遇・高野山の怪『仏法僧』
 【驚愕のラスト】お告げに背いた夫婦『吉備津の釜』
 【ずっと一緒に…】追う女・追われる男『蛇性の婬』
 【人喰い】美童に溺れた僧の猟奇的事件『青頭巾』
 【予知】お金好きの武士と黄金の精霊との問答『貧富論』
 ……全9話

美しい言葉で綴られた中世日本の残酷な物語。
心の奥にじわりじわりと染みこむ――!

感想・レビュー・書評

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  • 「菊花の契り」のために購入。
    男同士に限らず、恋愛に限らず、能動的な愚か者ってのはいつの世も。ねぇ。

  • 学生時代に先行していた分野であり、当時の親友が卒論のテーマにしていた上田秋成が眠れないほどおもしろいとのことで手に取った。

    平易な文章で書いてあるが、眠れないほどではない。
    もう少しぐいぐい読みやすくできるような気がします。

  • 古典の怖い話だからむっちゃ怖くてまじで眠れなくなったらやだけど、、上田秋成の雨月物語は気になってたから読もう!と寝る前に読み出した。
    結構怖くない!ほどほど。
    よかったー。
    たまげる が 魂消る を語源としてるという話が面白かった。
    美少年を愛しすぎて死骸をたべる僧とか蛇女に生涯付きまとわれる男の話が印象的だった。
    わりと読みやすかった!

  • 雨月物語がとても面白く、現代人から見てもなるほど、と思える深さのあるファンタジー短編集だということがわかった。語句解説も親切。
    しかし、ちょっと親切過ぎて文が滑らかに読めない。思考がブツブツ切られてしまうというか。エッセンスだけ抜き出しているんだろうけど、どこが抜けているのか分からず気になるし、いちいち章ごとに題名つけなくていいので、解説はまとめてにしてほしかった。

  • 眠れないほど面白くはなかった。

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