眠れないほどおもしろい「日本の仏さま」: 同じようで、一体どこが違うのか? (王様文庫 A 65-14)
- 三笠書房 (2017年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837968382
作品紹介・あらすじ
仏の世界は、摩訶不思議!
空海、日蓮、役行者――その傑出した法力の秘密とは?
仏教界のスター列伝、仏像の種類、真言など、
仏教が驚くほどわかるようになる本。
◇大天才・空海が修した「虚空蔵求聞持法」とは
◇法然登場! すべてを捨てて”民衆のなか“へ
◇「観音さまのお墨付き」で肉食妻帯に踏み切った親鸞
◇なぜ、日蓮はこれほどまでに”熱い“のか
◇神変大菩薩・役小角が用いた「孔雀明王の秘法」
◇鬼に変身した比叡山のカリスマ・元三大師
◇人はなぜ「秘仏」に惹かれるのか
◇霊能力がついてしまう「真言」とは?
◇なぜ菩薩は、如来と違ってオシャレなのか
◇どんなダメな人も救ってくれる”奇特な仏“とは?
◇「受験生が絶対、味方につけたい」菩薩
感想・レビュー・書評
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聖徳太子。聖や徳がつくのは非業の死を遂げたとき。皇位につけなかった聖徳太子。法隆寺夢殿の救世観音は聖徳太子の怨霊を封印した場所かも。だから絶対に開けてはならないとされた。
六道ろくどう輪廻。三善道(天・人・修羅)。三悪道(畜生・餓鬼・地獄)。天道は苦しみのない世界だが煩悩は払えず悟りには至らない世界。修羅は戦いにまみれた怒りと苦しみの世界。畜生は獣に生まれ変わった世界で本能のみで救いなし。餓鬼は絶え間ない欲望の世界。悟ると、六道の世界から脱出して、仏の世界へ行く。▼如意輪(天道から人々を救う)。不空羂索(人道から救う)。十一面(修羅から救う)。馬頭(畜生道から救う)。千手(餓鬼から救う)。聖(地獄から救う)。
※真言18派、臨済15派、浄土真10派、天台3派、浄土1派、曹洞1派
※独立宗派。法隆寺聖徳宗、清水寺北法相宗、浅草寺聖観音宗。
※仏教。インドではイスラム教徒により破壊された。中国では弾圧され衰滅。朝鮮でも李氏朝鮮時代に衰退して儒学にとって代わられた。
※上座部の国では寺に釈迦と弟子の像しか置いてない。上座部の人からすると、不動明王は「悪魔」の像に見える。▼迦楼羅炎かるらえん。明王のうしろの炎。
※観音様はどんなダメ人間も救ってくれる奇特な仏。
※下野薬師寺。栃木。道鏡が流された寺。
※桓武天皇。権力を持った奈良仏教から天台宗へ。延暦寺は御所の鬼門を守る。
※北極星は皇帝。北斗七星は皇帝を守る。
※密教がインドで成立したとき、ヒンドゥーの神々を取り込んだ。密教の仏像は種類が多い。
※高野山は水銀鉱床の上にある。
※禅のルーツは少林寺。武闘派。達磨大師。厳しい修行の伝統。日本でも武家社会と親和性。
※如来の特徴を忠実に反映させると化け物のような像になってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京極夏彦の百鬼夜行シリーズの解像度あげたいと思い浅く広くおもしろく知識を得れそうなこの本を購入。
読んでよかった!とくに狂骨の骨、鉄鼠の檻はこの本読んでから読むと推理がはかどるかと。
この方の他の眠れないシリーズも網羅するとより百鬼夜行を楽しめそう。何度か読み返している百鬼夜行だけど、一番充実感がある。
薄い本で図も多く興味をそそる話がたくさんあり、基本的な知識が全くない自分にはちょうどよかったです。 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
面白く読みやすい本。オススメです。仏教についての宗派や仏像の種類、ランク等の基礎から雑学まで幅広く理解が深まった。今後、寺院に赴く際は見方が違ってくると思うので、楽しみが広がった。
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仏教知識を雑学とともに軽く知れて、
堅苦しくないので読みやすくおもしろい本だった。
雑学感覚で読んで、読んだ内容すぐ忘れてしまうが、
また時々読みたいなと思う本だった。
仏教に興味を持つなんて、
若いころにはなかったなw -
広い範囲の知識がつき良本。ねむれないほど面白いわけでは無いけどね。
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興味があって、いろいろ読んでいますが。
他の本には無い、意外な話も載っていて面白かったです。