大人もぞっとする初版『グリム童話』 (知的生きかた文庫 ゆ 3-1)
- 三笠書房 (1999年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837970248
感想・レビュー・書評
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誰もが知るグリム童話、の最初。
女性ばかりが何だか大変、というのは変わりなく
しかし女性だからこそ、な状態も。
シンデレラがぞくっとするものがありますが
召使たちは一体どこでどのように仕事をしていたのか。
そちらも気になります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不覚にも、シンデレラを読むのに熱中して電車の駅を乗り過ごしてしまった
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⚫︎ヘンゼルとグレーテル/魔女(継母)に食い殺されそうになった兄妹の、恐るべき反撃。
⚫︎トゥルーデおばさん/親の言うことを聞かない村一番のふしだらな娘の顛末
⚫︎長靴をはいた猫
⚫︎わがままな子ども/死んだ子どもの腕が墓から生え続ける恐怖…
⚫︎灰かぶり(シンデレラ)
⚫︎千匹皮/実父との近親相姦を隠蔽しようとして、別人になりすました姫。
⚫︎赤ずきん/食われたにもかかわらず、少女が狼に寄せるほのかな恋心。
⚫︎ガチョウ番の娘
⚫︎兄と妹/実の兄妹にうまれた禁断の…
ぞっとはしなかった。笑
いままで聞かされてたグリム童話はどれも綺麗だったから、本当はどうなんだろうと思って読んでみたけど、やっぱり童話だからか、ストーリーがあんまりだし 無理があるし、そんなに面白くもなかった。けど、今まで読んでたグリム童話のラストとかではなかったから新鮮でよかった。 -
これから寝かしつけようという子どもに手足を切断する話なぞ…初版当時の「グリム童話」では、残酷な刑罰、男女の性愛、近親相姦なども語られていました。
ヘンゼルとグレーテル、長靴をはいた猫、トゥルーデおばさん、灰かぶり(シンデレラ)赤ずきんなどのメルヘンの裏にあったぞっとする真実を堪能下さい。それぞれの話が短いからまるでスリラー短編集ですね。 -
一話自体短くて、週刊誌のコラムみたいだと思った。思ったより過激ではなかったし、特に比喩に富んでいたわけでもなかった。
昔読んだ、これ似た、大人版の童話だったか、昔話を思い出した。探せばあると思うけど、誰が書いたのか思い出せない。あのときは「そういう見方もあるんだ」と思った。 -
210521
本当の童話は、東洋も西洋もエログロだ -
一つ一つの話が短いので読みやすいですね。
これくらいの邪気が加わると童話も捨てたものではないかも。 -
このえろぐろさは、読んでいて止まらなくなります。1日あれば十分1冊読めます。
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童話は古の時代の印だと思うのですが、「作り変えられた」グリム童話を信じている人がどれ程居るのでしょう...
因みに僕の最も印象に残っている作品は「灰被り」です.