般若心経90の智恵: 人生に「じわーっ」と効く276字の教え (知的生きかた文庫 く 3-6)

著者 : 公方俊良

• 三笠書房 (2015年1月22日発売)

作品紹介・あらすじ

般若心経は、一口でいえば“真の幸せに生きるための人生指針”です。
この本は、誰もが般若心経のおしえを理解し、身近な人生指針として活用され、
幸せな人生を歩んでいただきたいとの願いを込めて書きました。
――著者

般若心経には、人生の“あらゆる”問題を解くカギがある。


◎苦しいときは「苦しい」と素直に言ってみよ
◎悪の種は“入れず、思わず、行なわず”
◎無一文でもできる施しがある
◎おかれた環境に精いっぱい生きること
◎“仏さま”は人の心の中にいる
◎ビジネスにも活かせる般若心経のこころ

何度でも、繰り返し読みたい――
たった２７６文字に凝縮された「人生の極意」

感想・レビュー・書評

[pu-booksさんの感想 · 2015年7月14日]

ぃやぁ、これぞ欲しかった本かな。
元々、御縁あって、般若心経は、暗記していた。
が、実は意味を完全に忘れてしまっていた。

一般にありがちな、般若心経はありがたい、皆そうして生きていきなさい、というような説法/説教本ではなく、「仏教とは」というどちらかというと哲学の観点、宗教学（？）の観点から、非常に事実に即した形で般若心経の意味するところを解説した本。こういう、押しつけがましくないトーンが好き。
そして、意訳というよりも、直訳を知った方が、絶対頭に残るから。漢字も覚えやすい。逐語訳的に解説してくれていたのが非常に良かった。
六道、とかね。昔全部やったのに、忘却の彼方だったから（笑）。

著者プロフィール

蒼竜寺住職
公方俊良（くぼう　しゅんりょう）
１９４１年、京都生まれ。天台宗系門跡寺院で得度。敦實親王菩提寺蒼竜寺住職。
宗派へのとらわれを廃し、檀家を持たず、終始野にあって、仏教を根底にした教化活動に努める。現代仏教界に活躍する一人として『読売年鑑・人名録』などに収載。
著作は、『般若心経９０の知恵』『般若心経 人生を強く生きる１０１のヒント』（以上、三笠書房）など、８０冊以上。

「2023年 『６０歳からの「般若心経」』 で使われていた紹介文から引用しています。」