こちら、横浜国大「そらの研究室」! 天気と気象の特別授業 (知的生きかた文庫)

  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837986676

作品紹介・あらすじ

◇虹のしくみから、季節の“戦国時代劇”、
 天気予報番組の舞台裏、異常気象の真犯人まで…空の楽しみ方、教えます!

本書では、「空」を楽しく理解していただくための様々な仕掛けをほどこしています。
雲や虹など「空の動画」もご用意しました。スマートフォンなどでQRコードを読み込んでご覧ください。
子どものころに空を見上げてワクワクしたことを思い出すような、「空の特別授業」にあなたをご招待いたします。 ――筆保弘徳


 ◎空はなぜ青いのか? 雲はなぜ白いのか?
 ◎「空の彼方」ってどこ?
 ◎「1時間に100ミリ」ってどれくらいの雨?
 ◎雲にはどんな種類がある?
 ◎「低気圧が近づくと頭が痛くなる」のはなぜ?
 ◎議論の分かれる「地球温暖化」
 ◎知っておきたい「気象災害と防災」の話……etc.

「気象」ってこんなに不思議で面白い!

感想・レビュー・書評

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  • 中学のときに習った天気のこともあり、思い出す場面もあった。
    近年、天気予報で聞く気象用語についても知れてよかった。
    テレビでも見ている広瀬さんが解説してくれた災害も分かりやすく説明されており良い。お天気キャスターの裏側も知れ、楽しく読めた。

  • 国際航空連盟は上空100kmより上を宇宙と定義。この高度をカーマンライン。アメリカは80km組織よってちごいあり一般的に宇宙と大気の境界は100kmこの高度100kmは宇宙旅行をしたかどうかを決める14な定義だが単純に人の都合で決めたもの

    オーロラは高度100km付近より上空に発生、高度によって色が違う。100は紫やピンク、200は緑、それ以上で赤色。空の彼方の定義として高度100kmとなる。

    虹が見えるのは春は朝8:30まで,夕方は15:00移行。
    夏は16時以降。秋は10時まで、と13時以降。虹の発生は夏や秋が多い。

    見えている虹はあなただけのもの角度によって反射している水滴が違うから。隣にいる人は自分の目に映る光を出している水滴とは違う水滴から出た光を見ている。

    上空ほど雲を作る水は不足していて、薄い雲ができやすい。
    雲の中で水同士がぶつかって合わさることで,次第に大きな粒になっていく。これが雨粒。

    雨は下に落ちる重力と空気抵抗が同じになり一定の速度になる。高度3000mから落ちる終端速度が秒速5mであれば10分かかる。大体5から20分


    美しい夕焼けの皮肉な理由
    夕焼けのほうが朝焼けよりも赤色が強く空は燃えている。空気の汚れによって色が変わり汚れた空気は上昇する。太陽光の散乱や減衰によって効果が高まり鮮やかな色になる。

    ツバメが低く飛んだら雨
    ツバメがエサにする小さい虫は天気が下り坂になると湿気で羽が重くなって低く飛ぶなで、つばめも餌も取りに低く飛ぶことが原因

    地球一周4万キロの謎
    世界共通の単位を作るときには世界中の人が納得する基準が必要。長さに対する基準は地球サイズ。


    大気は四つに分けられる。
    地球を取り巻く大きな層を大気圏200〜800km
    大気圏は大きく分けて、対流圏、成層圏、中間圏、熱圏
    地面に接している対流圏。地上から10〜20km
    その上の成層圏 太陽の紫外線を吸収するオゾン層があるところ。10-50km
    その上の中間圏。50-80km
    その上に熱圏。80-200
    上空ほど空気は薄くて,大気が徐々になくなり宇宙空間になる

    とのような基準で分類される
    圏の境目のことを圏界面という。


    天気に及ぼす偏西風とその蛇行
    晴天をもたらす高気圧
    雨を降らせる低気圧
    熱帯から北上して大暴れする台風
    梅雨時など毎日のように雨が降り続く停滞前線。
    湿帯低気圧にともなって現れる温暖前線、寒冷前線、閉塞前線。
    さまざまな災害の引き金となる集中豪雨
    急な大雨や雷をもたらす積乱雲。
    猛烈な風で周囲をなぎ倒す竜巻。
    昼と夜で風が入れ替わる海風、陸風。
    晴天に突然発生するつむじ風。

    大きい規模の現象ほど長生きする。
    偏西風
    高気圧
    低気圧
    前線
    台風
    集中豪雨
    海風陸風
    積乱雲
    竜巻
    つむじ風
         短命な現象は予報しにくい。

    気圧の力で空気は動く。
    風は気圧の高いところから低いところに向かってふく。その力を気圧傾度力という。

    昼間は太陽の光で地表付近が温まる。陸と海では温まりやすさが違い陸の方が海よりも温まる。すると、陸の気圧が低くなり、海の気圧が高くなるため,気圧の高い海から気圧の低い陸側にかけて風が吹くことを海風。

    夜には逆の現象が起こる。
    太陽が沈むと陸の方が相対的に気圧が下がるため今度は陸から海に向かって風が吹く。陸風。
    風向きが変わる朝方と夕方には風が吹かないことを凪という。朝凪、夕凪。

    よく晴れた日の夜間は冷え込む。このとき放射冷却が起こる。地球の熱が減れば気温が下がることを放射冷却という。

    地面によって太陽反射が違う。
    草原や土の反射率は10から30パーセント以下
    アスファルトは10%程度
    水面は10%以下
    雪は80%以上なので日焼けしやすい。

    エルニーニョ現象=東太平洋の赤道付近にあたる南米沖で平年よりも海面水温が高くなる現象。
    エルニーニョ現象とは逆のラニーニャ現象と言うものがある。これは貿易風がいつもより強い時で西側に吹き寄せられた海面表層の暖かい海水がより西側に吹きをせられるようになること。そして平年よりも南米生生の海面水温が低くなる、ラニーニャ現象が発生した場合エルニーニョ現象と反対で日本は猛暑になりやすい。

    ヒートアイランド現象
    ヒートアイランド現象は地球全体の温度上昇を目指す地球温暖化とは違い都市部に見られる現象である。歳下により人工的な配列や環境変化によって都市部が周囲よりも温まりやすくなる。

    熱中症になりやすい場所
    熱中症は気温が高いだけではなく室温が湿度が高くてもそのリスクが高くなる。海水浴でも熱中症になる場合もある、水に入っているから良いと言うわけではなく大のに入れよう。

    避難警戒レベルと言うものがあるがLEVEL5では避難行動は手遅れなのでレベル4で避難をしよう。

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著者プロフィール

横浜国立大学教育学部 准教授

「2019年 『ニュース・天気予報がよくわかる気象キーワード事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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