- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838101603
感想・レビュー・書評
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NHK BSの週刊ブックレビューで紹介されなければ、決して手に取ることはなかった本ですが、本当に心が吸い込まれる写真ばかりです。
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ISBN-13: 978-4838101603
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京都の茶庭を集めた小型の写真集。未公開のお庭も多く、なかなか自分では行けなそうな所が、美しい写真で紹介されている。
27カ所のお茶室・庭の写真の後、各お茶室の簡単な説明、茶庭用語の解説、写真集に収録された場所以外に拝観可能な茶室の紹介がある。解説はコンパクトだが、自分のような初心者にはおもしろく読めた。
茶室の露地には、中門に加えて、中潜(なかくぐり)という簡素な門がある場合があるんだそうである。衝立に板屋根が付いた形で、壁の少し高いところに通り抜け穴みたいな四角い口が開いていて、客はそこを潜っていくそうだ。表千家のものが有名だとのこと。ちょっと冒険心をくすぐられる(?)感じでおもしろい。
屋根裏が傘を開いたような形状である、高台寺の傘亭もおもしろかった。
桂離宮のような広大な所より、こじんまりした所に惹かれる。
*どのお庭も緑が濃い。苔の美しいこと。やはり湿度がある程度ないと、こうはならないよなぁ・・・。
*巻末に紹介された中では、金福寺(一乗寺)、雪舟寺(東福寺山内)あたりにちょっと興味を惹かれる。国宝の待庵(大山崎町)も往復はがきで申し込めば拝観ができるのだそうだ。
*お稽古に通い始めて1年足らずなのに、心ならずも今月は忙しさに負け、お稽古をお休みすることに(^^;)。せめて気分だけはお茶の世界を味わってみたりする・・・。