大東急記念文庫所蔵 式亭三馬自筆『雑記』影印と翻刻

著者 : 長崎靖子

• 武蔵野書院 (2016年10月25日発売)

作品紹介・あらすじ

大東急記念文庫所蔵三馬自筆『雑記』（以下自筆本）を高解像度で撮影した影印を全編掲載。翻刻を影印と併載するかたちで提示したので、三馬の自筆を味わいながら読み進むことができる。三馬自筆の仮名字体の資料として字母翻刻も掲載。さらに、慶應義塾図書館所蔵達摩屋五一識語の『式亭雑記』（以降慶大本）の翻刻も合わせて掲載。自筆本の朱の書き込みは、慶大本を書写した人物と同筆である。両書の関係は、またその他の『式亭雑記』諸写本との関係は如何。

『式亭雑記』書誌研究にも新たな光を与えた一書。

著者プロフィール

1982年3月東北大学文学部史学科(東洋日本美術史研究室)卒業。
1997年3月共立女子大学大学院比較文化研究科修士課程修了。
2001年9月日本女子大学大学院文学研究科博士課程後期修了、博士(文学)取得。
2006年4月より川村学園女子大学教授

「2016年 『大東急記念文庫所蔵　式亭三馬自筆『雑記』影印と翻刻』 で使われていた紹介文から引用しています。」