パリからの旅: パリとフランスの町々 (guide an・an)

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  • マガジンハウス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838701445

感想・レビュー・書評

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  • 私が旅に出たくなったら必ず眺める。
    情報は古いけど、それでも旅の香りを感じる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「パリからの旅」「パリからの手紙」堀内誠一のイラストって、普段の姿に少しスポットライトが当たったように、明るくて軽やか。
      行ったコトの無いパ...
      「パリからの旅」「パリからの手紙」堀内誠一のイラストって、普段の姿に少しスポットライトが当たったように、明るくて軽やか。
      行ったコトの無いパリを身近に感じます。。。
      2012/08/23
    • roccoさん
      >nyancomaruさん

      ですです!!
      私もホント、そう思います。
      行ってなくても行った気分にさせてくれる1冊ですね。
      >nyancomaruさん

      ですです!!
      私もホント、そう思います。
      行ってなくても行った気分にさせてくれる1冊ですね。
      2012/08/24
  •  いろんな世代のパリがある。そんな中、いまのパリ情報のルーツにあるのは「情報誌」が立て続けに登場した1970年代ではないだろうか。当時の2大ファッション誌のひとつ「an an」のデザイナーだった堀内誠一のイラストパリ案内がこの本。サブタイトルにも「ギイド・アンアン」とあるように、アンアンの旅ガイド的位置づけだった。しかしその内容は堀内誠一による旅の絵本。当時彼はパリ郊外にあるアントニーに移り住み、そこを基点にヨーロッパ各地を旅していた。本も「パリガイド」とあるのに、フランス全土、遠くイタリアやスペイン、イギリスまで足を伸ばした内容となっている。
     カラフルなパステル画で書かれたガイドは、40年以上経つのにあまり古さを感じさせない。……というのはウソで、実際古いのだが、自然に受け入れられてしまう。これはヨーロッパの街並みと同じ感じだ、手書きの地図は、作家が歩きまわって描いたものであることがよく伝わってくるし、その道すがらなにと出会い、感動したのかも地図から読み取れる。フランスに長く暮らしても、日本のメディアで活躍していたこともあり、その視線は日本人そのもの。印象に残ったものだけで構成されたガイドブックは、パリの魅力をダイレクトに教えてくれる。いまも「アンアン」「ポパイ」「ブルータス」は、彼が描いたロゴが使われている。

  • 雑誌「an an」で連載したイラストによるパリガイド。発行は1990年。当時の日本人とパリ(とフランス)の距離感がとてもよくわかる1冊。メトロの駅のアールヌーヴォーさに感激し、カフェのおしゃれな雰囲気を描き、プロヴァンスからコート・ダジュールへの車窓を追う。
    旅に出る時、この「目線」と「感覚」を思い出すために引っ張り出す一冊。
    そうなんだよなあ。海外旅行ってワクワクする真剣勝負だったのだ。

  • 先日行ってきたパリ

    個人的にはすごく好きな場所になりそうな気配。

    何となく初めて京都に住み始めた日の事を思い出し

    ああ嫌いで嫌いでしょうがなかった京都に来てもうた〜

    という感覚と10年たって離れたくない場所に変わったあの時が

    数日の間に蘇りました。

    手書きのスケッチを元に
    パリとフランスの町々をガイドしている本作。
    いつでもどこでもあの雰囲気を楽しむ事を可能にしてくれます。

  • 2010/12/29購入

  • 本当に細かく見たこと、食べたこと、感じたことなどを絵と文章で綴っています。
    パリ好きには最高な旅絵本です。

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著者プロフィール

堀内 誠一(ほりうち・せいいち):1932年12月20日、東京都向島で生まれる。1946年日大第一商業高等学校に編入。1947年4月、伊勢丹宣伝課に入社。1949年現代美術会展に出品、奨励賞受賞。1956年9月、伊勢丹退社。1957年アドセンター株式会社創立メンバーとなる。1958年6月、内田路子と結婚。1987年逝去。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。数々の雑誌のエディトリアルデザインやロゴデザインを手がける傍ら、生涯で60冊を超える絵本を描き、また挿絵も数多く担当した。1973年から81年にかけてフランス・パリに暮らし、世界を巡り、旅先の風景や地図を描き雑誌で発表するなど、多彩な表現に意欲的に取り組んだ。「anan」創刊時には、ロゴ、表紙、ページネーションなどを手掛ける。海外取材を手掛けるなど、雑誌の可能性を大きく広げ、現在まで続く雑誌のコンセプトやイメージを作り上げた。

「2023年 『父の時代・私の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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