- Amazon.co.jp ・本 (49ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838716098
感想・レビュー・書評
-
物が多いという事は、決して良い事だけではない。それらを使った後の処理で大きなお金が動いているという事を知ると、容易に「使い捨て品」を使おうという気になれなくなってくるなぁ。いかに使い捨てが多いか、物量が多くなった事でなくなってしまった日本人の風習とは何なのかを学びました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケニア副環境大臣の著者が、「もったいない」精神からくるかつての日本の素晴らしい伝統や文化を紹介しつつ、現在の日本の実情も紹介している。
著者いわく「物が溢れかえる世界には、『もったいない』という概念は存在しない。日本は元々資源の少ない国であり、貴重な資源をいかに有効に有意義に使うかという『制約された環境』の中で、『もったいない』という意識が芽生えたのだろう」とのこと。
いくつか心に引っかかったことは、
・ゴミの約60%が「包装ゴミ」
・1日の食品廃棄物が520トンに対し、餓死者は1日1万7000人(約5秒に1人のペース)
・放置自転車1台あたりの処分費用に1万円以上の税金が使われている。
((注)10年以上前のデータ)
ことなど、今現在の日本は、消費主義になってしまい物で溢れかえっている。昨今のSDGsの取り組みも手伝ってもっと循環型の社会に変える意識を一人一人が持つ必要がある。
この本を読んで、"使い捨てから再利用の生活"をもっと意識したいと強く感じた。
余談だが、アロハシャツのルーツが日本の着物というのは初知りだった。 -
もったいない
-
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00024295 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA72195995 -
日本人の「もったいない」の精神を思い出そうという趣旨の本。レジ袋が有料化されるまで、レジ袋の消費量が減らなかった現実は、もう現代日本人にそんな精神論は残念ながら通用しないことを物語っている。むしろレジ袋の有料化の成功事例は、割り箸、ストロー、スプーンあらゆる使い捨て容器包装の有料化が、「もったいない」精神を失った現代日本人に必要だと示している。
-
配置場所:1F電動書架C
請求記号:519||P 97
資料ID:W0129002 -
もったいない。という日本語をもっと大事にすべきだと再認識させられた。