ボビー流

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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838716197

作品紹介・あらすじ

夢を持ち続けていれば勝てる!千葉ロッテを変えたバレンタイン監督が語り下ろす「愛と希望のボビーマジック」入門。

感想・レビュー・書評

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  • チームマネージメントの参考にと、あえて野球監督の本を選んでみた。いやー、ボビーの生き方ってポジティブ!

    ビジネスに参考になるキーワードもあって、面白かった。



    〜以下、◇○本より抜粋、●・コメント〜

    ◇監督としても仕事においても3つのRが必要
    ○Responsibility 責任
    休養を要する選手は休ませる
    ○Respect 敬意
    敵のチームをよく研究する。買っても侮らない。
    ○Reality 現実
    終わった試合を何度考えても意味がない

    ●3つのR。かっこいいな。特に「敬意」が大事だよな。


    ◇試合の勝ち負けと選手の評価は別のもの
    ○選手が間違ったことをしてしまっても、次の試合で
    どうすればよいかをアドバイスする

    ●起きてしまったことよりも、「次にどうするか?」
    この考え方だな。「Reality」。


    ◇私は、いつも必要に迫られれば、キャッチャーができると思っていました。
    緊急事態にいつでも対応できるように心がけてください。
    野球が好きで、いい選手になりたいと思うなら、予期せぬ事態のためにも
    日ごろから備えるのは、正しい姿勢でしょう。

    ●仕事でも技術知識でも、きっといっしょだよな。
    違うスキル。違う分野の知識。これは、「Responsibility」?!


    ◇家族に対する責任
    1度だけ、息子の高校の卒業式のために欠場しました。
    卒業式の経験を息子と分かち合いたかったからです。
    私にとっても大切な日であることを息子に知ってもらいたかったのです。

    ●自分もそうしたいな。
    でも、まず、見習うべきは、その考え方なんだろうな。


    ◇Q:ぼくのチームの監督は老人です。めったに誉めてくれません。
    A:監督に練習後に感謝の気持ちを伝えたことがありますか?
    監督の沈黙は彼なりの誉め方であり、叱責されないことは
    すなわち誉めているのです。

    ●すごい!結構、悟りを開く考え方かも!
    でもこれで、気持ちよく過ごせたら、成績落ちないかも。


    ◇Q:勉強せずにロッテの試合ばかり見ています。
    A:子供たちは、いつも「いま」について考えています。
    こどもを罰したりせずに、よい成績をとれるよう励ますこと
    そこに素敵な未来があることを知ってもらうよう努力することです。
    インセンティブをどうつけるか。どうすれば、こどもが喜ぶか?
    彼らから、何かを取り上げて、彼がよろこぶはずがありません

    ●とりあげないで、未来の希望を与える
    か、、、これは、難しそうだけど、その通りかも。

  • ボビーファンとしては必読。ボビーの光と陰を感じる良書です。

  • 千葉ロッテマリーンズの監督、ロバート・ジョン・バレンタイン(ボビー・バレンタイン)がインタビューで答えた内容を本にまとめた物です。
    勝負に対する心構え、人生で成功するアドバイスが書かれています。

    この本を読んで繋がらなかった部分が繋がった感じがします。

  • 別にアメリカだからどうとかそういうことは全然感じない。
    マネジメントが素晴らしいと感じる。
    日本はミスをしたら徹底的に指摘し、怒るので、選手は恐れ、ミスをしないようにすることばかりを考えてしまう。
    ボビーの言うように、それプラス特別に優れたプレイをすることがプロで、そのためには積極的になることためらわないことである。
    すぐれた結果をも求め、リスクが伴われる中でも果敢に挑戦することが成功の道である。

    試合の勝ち負けと選手の評価は別物
    最近のアテネのソフトボールでも米国は3−1で負けているケースのチャンスでライナーでアウトになった選手に全員がベンチで賞賛の評価をしていた。こういうことだろう。
    試合中に指摘するときは次のプレイをアドバイスすること。

  • (2005/11/16)

  • ●2005年日本一!千葉ロッテマリーンズの監督●成功の為の3つの『R』・Responibility(責任感)・Respect(敬意)・Reality(現実を認識する=自分に嘘をつかず自分に誠実である事)●極めて優れたプレイをする唯一の方法は…・積極的になること・ためらわないこと・挑戦すること●コーチしやすい人間は?⇒何でも知っていると考えている選手は最悪です。最良なのは何でも学ぼうとしている選手です。

  • 06.2.14始了
    子供でも読めそうな本。だけど奥が深いっていうか、ボビーの人柄がよく出ているっていうか。野球はそれほど好きじゃないけど十分たのしめる本だ。
    ボビーは人間を信じているだな。それがよくわかる。
    サマリー
    3つのR
    responsbility 責任感
    respect 敬意=人生において最も意味深い言葉
    reality 現実を認識する、自分に嘘をつかず、自分に誠実であること
    綿密な準備はとても重要。
    何が必要か考え、それに備えることができたら仕事はうまくこなせる。いつも勝てる訳ではないが、しかし勝つ努力は必要。勝ち負けより、試合の最中に起こることにどう対処するかが大切。試合の結果にこだわっても仕方がない。試合中はゲームを楽しみ、自分のプレイに専念し、積極的なプレイをするべき。結果のためにプレイしているのではなく、楽しむためにゲームしている。
    引き算を足し算に変える。重要なことに焦点を当てるよう努めるべき。減らすことでより多く得られることがある。
    否定的な考え方はチームを意気消沈させる。チームに悪いムードを万延させる。
    批評すれば次のプレイを意識するようになる。そうすることでいい選手になる。
    賞賛とはいい仕事をしたときに認めてやること。大げさに誉める必要はない。
    間違いを繰り返さないことが秘訣。
    状況に対して適切な対応をとる責任があるということ。
    人間は誰でもエラーすることを理解しておくべき。エラーしたときに理解すべきことは、その瞬間は過ぎていくこと。できる限り早く忘れるよう努めるべき。
    チームプレイを磨く一番の方法は、チームメイトが何かいいプレイをしたときに評価すること。自分のことのように。
    どうすれば野球がうまくなるか。1,正しい練習 2,自分を信じる 3,楽しみながら野球をすること
    どう誉めたらいいか。期待以上のことをやり遂げたときに賞賛が必要。期待通りであれば誉める必要はない。特別な行為のために、賞賛はとっておくべき。
    ほとんどのエラーは単なる準備不足から起きる。自分の想定できるプレイを考えておき、適切な準備をしておくことでエラーの確立を減らせる。
    チームを負けないようにする、このことに何の意味もない。指導する選手が野球を楽しんでやることがポイントで、それが唯一のゴール。
    人生で、最高の報酬とは、最も多くの犠牲を払って手に入れたもの。

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著者プロフィール

1950年5月13日生まれ。米国コネティカット州スタンフォード出身。サザンカリフォルニア大在学中の1968年ドラフトでロサンジェルス・ドジャースから全体5位で指名を受けたが、それから数年後に脚を骨折したことで、メジャーリーグでのキャリアは短いものとなった。彼の監督としてのキャリアは1985年にテキサス・レンジャーズで始まり、その後は千葉ロッテマリーンズ、2000年にワールドシリーズ進出を果たしたニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックスで監督を務めた。マリーンズを2度目に指揮した間、2005年に日本シリーズとアジアシリーズ制覇を成し遂げた。2002年には、2001年に起きた同時多発テロの被災者への寄付金を募る活動と奉仕活動に対し、ブランチ・リッキー・アウォードが贈られた。2018年には、日本にて旭日小綬章を受けた。現在は、セイクレッド・ハート大学で運動部エグゼクティブ・ディレクターを務めており、「ボビー・バレンタイン・スポーツアカデミー」と、スポーツドキュメンタリーを制作する「マクハリ・メディア」のオーナーでもある。

「2023年 『ボビー・バレンタイン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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