書店員の恋

著者 :
  • マガジンハウス
2.94
  • (3)
  • (32)
  • (124)
  • (28)
  • (11)
本棚登録 : 355
感想 : 97
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838719204

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちょっと前のだからか、少し古い感じがする。
    純文学の平成版というか。

  • 書店員の翔子の、シェフ志望の彼がいながら携帯小説家の年上男性の一方的なアプローチに流される様子に寄り添えず、未練や暗さを見せず去る彼氏を眩しく感じていたら遠距離恋愛突入の長文の手紙で脱力した。何だか都合が良い。二人から離れたことで落ち着きを取り戻したような翔子が何とも言えない。仕事、友達模様はすき。

  • 元書店員としては、タイトルに釣られて借りた本(^_^ )ただの恋愛モノかと思ったら、ちゃんと書店員の仕事にも触れていて、リアル加減はさすが「ハケンの女」の脚本家だなあと。昔と今では書店のあり方が違う、と書いてあったけれど、ホントにその通りだと思う。実際、田野倉も書店勤めを辞めてから、書店に行くこと自体が減り、都会に出た時に大型書店へ行くかネット書店を利用するようになった。地方の書店は、生き残りに必死だろうなあと思う。

  • 図書館で借りた本。
    タイトル通りの本。主人公は書店員の翔子・26歳。
    同い年の彼氏(大輔)は、シェフになっていつか自分のお店を持つという夢を持ちながらも、ファミレスの厨房で働いていた。お互いに仕事が忙しく、なかなか会えない日が続く。
    そんなある日、仕事で知り合った歯科医でケータイ小説家の譲二が、翔子に玉の輿の夢を見させる。

  • 大手書店チェーンに勤める今井翔子。
    入社六年目で文芸売り場のチーフを任されることに。
    三年付き合っている大輔は一流のシェフに
    なりたいという夢を持ちつつも
    ファミレスの厨房でアルバイトしている。
    そんな中で手掛けたフェアがきっかけで
    ケイタイ小説のベストセラー作家で歯科医師の
    青木譲二と知り合い心が揺れる…

    「書店員の」とはついてますが書店員じゃなくても
    良かったかな、という感じ。
    確かに書店員オススメのPOPから火がついて
    ものすごく本が売れる事に怖さを感じるというのは
    わかる所もあるけれど、どちらかというと
    「恋」に重きを置いた感じ。
    書店ものより恋愛小説を読みたい人にはオススメ。

    ケイタイ小説に対しての考え方、姿勢は
    見習いたいものですね…どうしても読む気に
    なれない…女性向け自己啓発書について
    結構辛口で書いてあったのに、この話自体が
    「やっぱり愛だよね」みたいな感じだったので
    経歴を見たら作者さん自身がそういった本を
    書いていて「ほぉ~」と思いました。

  • 少女漫画みたい
    気負わず楽しく本を読みたい時で丁度良かった
    ちょっとケータイ小説家が
    かっこいいことばかり言ってて
    うさんくさかったかな(笑)

  • 2014.9.2 読了

    ずっと気になってた本。

    読んではみたけど。。。
    別に 書店員でないといけなかったのかな?
    とは思ったけど、
    恋愛模様 それなりに楽しく
    読めました。

    最後は そうきたか!と思いました。

  • 女の幸せとは何か。
    人生とは金なのか愛なのか。
    登場人物の声はどれもリアルだ。

    夢を追う男と、携帯小説で一躍当てた男。
    その狭間で主人公は揺れるわけなのだが、
    実はどっちでもいいと思ってそう。

    幸せの形はなかなか一筋縄では見えない。

  • 読みやすくて一気に読めた。
    どっちとくっつくのかと気になったが、納得のいく終わり方。

  • 20代のお話。私も昔こんな性格だったなと思いながら読んでた。思ってたより軽く読めた。

著者プロフィール

梅田みか(うめだみか)
作家・脚本家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。小説、エッセイのほか、人気テレビドラマの脚本を多く手掛けている。幼少期より橘バレヱ学校にてクラシックバレエを習う。小説『海と真珠』(ハルキ文庫)はその経験が生かされた本格的バレエ小説。バレエのほか、フィギュアスケートにも造詣が深い。

「2023年 『エトワール!(12) 恋するシルフィード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梅田みかの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×