45分でわかる! 14歳からの北朝鮮のすべて。 (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 5)

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  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838720101

感想・レビュー・書評

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  • 報道番組でよく見かける辺真一さんが中学生向けに書いた本。子ども向けの本と侮ってはいけない。
    北朝鮮という国がどんな経緯で建国されたのか。朝鮮戦争の歴史。なぜ金日成、金正日が最高権力者なのか。対アメリカ、対日本、対韓国、対中国、微妙な外交問題。そして北朝鮮の内情。知識不足の自分にはとてもいい勉強になった。

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    日本による植民地支配から数々の問題は始まったのかな。第二次世界大戦で日本が負けるまでは朝鮮半島はひとつだったわけだし。
    日本撤退後、アメリカがサポートした大韓民国(韓国)とソ連が後押しした朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のふたつに分断された朝鮮半島。アメリカとソ連の代理戦争がここでも起こり、マッカーサーが北朝鮮を撃退し、決着がつかないまま38度軍事境界線が引かれた。
    日本に占領されていた時から、抗日ゲリラとして戦っていた金日成は「建国の父」とされて、北朝鮮の最高指導者になった。2020年現在は、孫の金正恩が独裁を続けている。

    朝鮮戦争の時に敵対したアメリカ、日本を北朝鮮は恨んでいるが、戦争相手だったはずの韓国に対する扱いはまた別。同じ朝鮮人、つまり同胞なのだ。
    南北統一を目標にしつつ、体制を変えるのは難しいからおかしな外交を続けているんだろうな。

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    朝鮮半島は、ずっと韓国と北朝鮮に分断された状態が続くわけではないと思う。どのような形かはわからないが、状況は変わっていくと思う。
    北朝鮮の地下に眠る広大な資源が表に出たとき、アジアだけではなくて世界のパワーバランスがひっくり返るようなことが起きても不思議ではないな。

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    「45分でわかる!」と表紙に書いてあったが、読み終えるのに2時間かかった。
    14歳の中学生がこの本を45分で読めるとするならば、2時間かかった自分の頭脳はいったい何歳なんだろう。

  • 私は45分では読みきれませんでしたが、非常に分かりやすいです。

  • 2008年12月23日読了

  • わかりやすく北朝鮮のことについて書かれている。

    将軍様は、日本では「ヘンな人」というイメージがつよいが
    実際に出会った、小泉元首相によると 
    「穏やかで快活で、冗談も飛ばす、頭の回転の
    速い人」なんだそう。

    かつて、中国や韓国と国交がなかったとき、日本では
    「えたいの知れない国」というイメージが強かったが
    国交ができ、人やものの往来がはげしくなるにつれ
    そんなイメージが薄れてきた。

    北朝鮮もそうなるのでは・・・?という著者の問いかけは
    興味深い。

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著者プロフィール

「コリア・レポート」編集長

「2014年 『韓国・北朝鮮とどう向き合うか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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