- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838720859
感想・レビュー・書評
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骨太の思考回路。だけどシンプルで明快。それが強さであり浸透力になっている。デザインを通じてすっきりと世界をつなげる佐野さんの思考は、読者にもその自然な納得を生み出す。
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アートディレクターによる、思考のスリム化を図ることで仕事の効率を上げるための本。……カバーの折り返しやまえがきを読んでそう理解したのだが、実際には著者の仕事に対する考え方やテクニックを語った本だった。
著者がこれまで手がけたプロダクトがたくさん登場するので、「あぁ、あれはこの人だったのか」となるが、それだけだ。目新しい考えも深い解説もなく、考えも深い解説もなく、著者の仕事術が書かれているだけだった。
本の装丁も中のデザインもそして内容も、『佐藤可士和の超整理術』に似ているな、と思ったら、著者は佐藤氏の下で仕事をしていたことがあるらしい。
一つだけ参考になったのは、仕事をフライングで始めてしまうテクニック。広告の仕事の場合、クライアントからオリエンテーションを受けた直後に仕事に取り組むと良いそうだが、それを更に一歩進めてオリエンテーションの前にある程度こっそりと作ってしまうという。すると、オリエン時のインタビューが質の高いものになるそうだ。
このテクニックをIT業界で応用するとしたら、顧客から最初の要求仕様について説明を受ける前にプロトタイプ作成に取り組むといった方法が考えられる。
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エンブレム問題のあの人の本。
書いてある内容やデザインは割と好み。
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仕事の考え方としてはほとんどが当たり前のことだった。
たぶん佐藤可士和さんの本を昔読んでそれが染みついてるから。
そう思うと佐藤可士和の二番煎じって感じでそんなにおもしろくないしちょっと胃がむかむかするな。
時間の無駄とまでは言わないまでも特に読む必要もなかった。
あとワークライフバランスの観点からするとやっぱり、デザイン業界はあまり好きじゃない。
でも佐野研二郎さんのデザインは好きだ。
例の事件について擁護する気もないけど、彼がこれまでやってきた仕事に対して偏見も無いし、素晴らしい仕事をしてきた人だと思っている。 -
事件後に読むと「無駄を省く」というところを皮肉って読んでしまうが、なるほどと思う点は多い。
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タイトルどおり思考の無駄を省くという考え方。面白かったです。著者の仕事であるデザイン関係での具体的な例はとてもわかりやすく、非常にためになりました。
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ためになった!
自分に足りないものがなんとなく可視化された -
言葉にできない内容はコンセプトが弱い・・・なるほど。。