すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間

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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838730995

作品紹介・あらすじ

韓国でたちまち
大ベストセラー50万部突破!

これは、韓国のSNS、エンタメ業界が熱狂した
胸がしめつけられるほど甘く、もどかしい運命のお話――。

あのK-POPアイドルも愛読と噂される、
不器用ながらも温かい恋と人生と「君と僕」を
みずみずしく綴った、心に染みわたるエッセイ――。

「こんなにめちゃくちゃで勝手な世の中を
しょっちゅう悲しみ
ときどき笑いながら
耐え抜いているあなたは
もしかしたら本当にすごい人なのかもしれない」


* * * * *

日本の読者のみなさんへ、著者からのメッセージ

『すべての瞬間が君だった』の著者ハ・テワンと申します。
ふだん「一番旅行してみたいところは?」と聞かれると、
どんな理由であっても、いつも「日本」と答えてきました。
日本文化特有の繊細さと密度の濃い色合いが
とても気に入っていたからだと思います。

どうか私からあふれ出た感情の活字が、
日本の読者の皆さまにもささいな癒やしになれたらと
心から祈っています。

あなたのすべての時間は絶対無駄ではありません。
私たちの今日という1日も、けっして無意味ではありません。

——ハ・テワン

* * * * *

きみだけだ

きみがどんな人か知りもしない人が

きみを苦しめるために、わざわざ吐き出した言葉を

いつまでも胸の奥に留めておくと

最後にダメになってしまうのはきみなんだよ。

だからどうか折れないでほしい。

傷つかないでほしいんだ。

* * * * *

不思議な日

わけもなくこんな気分になる日ない?

誰かをぎゅっと抱きしめて泣いてしまいたい日。

でも笑っちゃうのは

きまってそういう日は

ぼくの隣に誰もいない。

ほんとうに。

* * * * *

最後はきみが勝つのさ

すべてにおいて
無条件にトップを目指そうと欲を出せば
そのプレッシャーに耐えかねて
倒れてしまうにきまってる。

きみはそれ以上でもそれ以下でもない
今できるだけのことをすればいい。

きみの能力が足りないからといって指を差してくるような人たちは
自分の下しか見ていない人にすぎない。

きみはただ
できるかぎりのことを続けながら
少しずつ、本当に少しずつ、上昇していけばいい。

一番大切なのは
その瞬間と状況にベストをつくすことだから。

負けたって関係ない。
上を見続けて、少しずつ向上していけば

結局最後に勝つ

感想・レビュー・書評

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  • 韓ドラ「キム秘書はいったいなぜ?」の話の中に登場するので気になって買った。
    久しぶりに再読。
    どの詩も心が温かくなる。
    今までちゃんと詩を読み、味わったことはなかったが、詩っていいなと思った。
    誰でも読みやすいし共感できると思う。

    以下、好きな詩のひとつ↓

    きみは花のように咲いているだけでいい

    きみのゆく道はいつも春で
    きみの見るものはどれも暖かく
    きみのすることはみな明るいはずだから

    きみは
    その中で
    花のように
    咲いているだけで
    いいんだよ。

  • キム秘書の中で出てきた本の日本語版ということで気になって読みました。
    私が元々こういう系が苦手な方なので楽しく読んだというよりもへえ、、というどこか冷めた感じで読んでしまいました...
    恋愛してる時とかに読んだらもっと共感することができるのかな。

  • "ずっと欲しかったものを逃したとき
    「いずれにせよ、うまくいくことになってるんだから」と考えること。そういう自信と前向きな考えが、望んでいたところへ連れ行ってくれるはず"
    この言葉、就職活動終えるまで壁に貼ろ。
    君だったって過去形のタイトルだからかわかんないけど、この本を読んで思い浮かぶ人は過去の人だった。それが何を意味するのか私にはまだわからない。

  • 勝手に物語だと思って買っていたので、まさかポエムのような感じだと思わなかった。
    自分が開いてみたいポエムを読んでいくイメージ。
    ただ、私はこのタイトルが好きだった。

  • キム秘書はいったいなぜで知った本。何かを選択するときや、考え方の基準に今後なっていくような言葉がたくさんあり、読んで本当によかった。私の心を少し楽にしてくれた。

  • 心が元の形に落ちつく気がする。こんな優しく生きてていいんだって。

  • 言葉にしづらい感情を綺麗で素敵な言葉で表現されていました。

  • 暖かい言葉だから夜に読むと心がほんわかします。
    素敵な詩集という感じで沢山心に残る言葉ばかりです。
    片思いしてる時、疲れている時、別れた時…そんな時に読んで欲しい本。
    理想と現実は全く違うし自分がいくら相手とこういう関係を築きたいと思っても上手くいかないし…恋って奥深いなぁと考えさせられます。

  • 彼女にフラれて、LINEもブロックされたけど、この本を読んだらなんとなく元気が出てきた気がした。

  • 愛する人とのいろんな関係の処し方,出会いから別れまでのアドバイス.詩的な文章で絵も雰囲気にあって優しい.

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著者プロフィール

慶尚南道昌原(チャンウォン)出身。詩人、エッセイスト。常に愛を追いかけている。いつかは愛が人生のように、誰にでも必ずひとつは与えられることを切に願っている。文章の雰囲気からは女性のように感じるが男性である。『すべての瞬間が君だった』(呉永雅訳、マガジンハウス)は日韓累計70万部を超えるベストセラーとなった。『すべての瞬間が君だった』刊行後、徴兵され入隊。本書は2021年除隊後、初の著書となる。

「2022年 『すべての瞬間が愛だった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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