- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838731473
作品紹介・あらすじ
当たり前に出てくる食事なんて
この世にはない――
「推しに捧げる手作りプリン」「食欲お化けの日」
「これっくらいのお弁当箱」「ああ、愛しの台湾」など
読めばお腹が空く、松井玲奈 初のエッセイ集。
彼女のプライベートの食にまつわる話を
「anan」連載25回分に、書き下ろし25作品を加え、
たっぷり50編を収録。
レストランで出会う特別な一皿から
深夜に衝動的にすすりたくなるカップ麺、
旅先の記憶、実家の忘れられない味まで、
繊細な観察眼で多様な”たべもの”を描きます。
<表紙と口絵撮影・川島小鳥>
★初回限定特典:ひみつのレシピカード
全国書店、インターネット書店にて、本書を予約・早期購入いただいた読者の初回限定特典として、松井さんによる「ひみつのレシピカード」がランダムで1枚封入されます(2種のうち1種のみ)。
感想・レビュー・書評
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人生では何回か味覚の変化があるという。
玲奈さんは、今どの辺りにいるのだろうか?
お子さんの頃はかなりの偏食で、食も細かったご様子。
しかし、その頃から、食に対するこだわりは強かったようだ。
・・・今、思ったのだけれど、偏食というのは、食へのこだわりの強さゆえに起きるのではないだろうか?
玲奈さんと食べ物のつながりが、バラエティ豊かに描かれている。
宝石のようなケーキ、一人の秘事の味。
ジャンクの味。
かえらない思い出の味。
泣きながら食べたもの。
ふるさとの自慢。
祖母の味。
母への感謝。
今だからこそ、書けるのだろう。
玲奈さんは今、「大人の味」に目覚め始めた、大人のひよっこだと言う。
この先にひらけていく玲奈さんの味覚と、新たなエッセイに期待したい。
本文の前後に数枚ずつの写真のページがあり、読んだ後に見ると、「あ、あれだ!」と分かって、2度楽しい。 -
たしかに、食べたものってあんまり覚えてない。
でも深い記憶はシチュエーションと一緒に刻まれてる。
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/647090 -
意外と偏食だったりハマったらとことんそれしか食べなかったり食が細いことを知って驚いた!
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ananで連載されている食べものに纏わるエッセイをまとめた本。
食べものを通して、松井さんの生活やこれまでの人生を覗き見しているようで、こういう所がエッセイの面白いところだなと思いました。食べ物の描写がかわいいです。桃やクリームソーダが印象的でした。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053106
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自分と似てたり、共通項があったりすると、不思議と応援したくなりませんか?エッセイは、それを見つけやすい本だと思います。
本書でいうと、出身がほぼ一緒、目玉焼きになにをかけるか、たけのこかきのこか、などなど。
わかるわかる、といった気持ちが出てくるエッセイでした。今後も読んでいきたいとおもいました。 -
松井玲奈さんの思い出の食べ物やエピソードがひとつひとつ描かれてて、中には食べたことのあるものもあって情景が目に浮かんで楽しかった。