激安ニッポン (マガジンハウス新書)

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 352
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838775194

感想・レビュー・書評

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  • 今後のことを考えて吐きそうになった笑

    前半は思ったよりも日本って他国に比べ安いんだな、とちょっとびっくりして、後半でそれを紐解いていくのだが、まあそうだろうな、という感じ。

    自分が働いていて日々思っていることが書かれていた。システムの問題、これまでの日本の社会構造も影響していると思うけど、日本人の気質的な話が多くて、じゃあどうすんの?ってところは結局個人の話なんだな、って思った。まあそれがこれからのワールドスタンダードになるんだろう。

    全部を鵜呑みにするわけじゃ無くて、
    外国人の保険だったり、土地購入だったり、労働者だったりは、経済的にはあまり良くないのかもだけど、このグローバル化が進む世界で、自国民ファースト!ってしていくのは難しいのかな、とかも思ったり。もちろん、外国人労働者の賃金が安いままでいいわけないし、空き家とか土地が爆買いされてるのは問題だとは思うけど。

    あくまでも考えるきっかけにする程度の本かな

  • <目次>
    第1章  「ニッポン」の安さを日本人は知らない
    第2章  転落しているのは「日本」だけ!
    第3章  日本が売られる5秒前
    第4章  なぜ「安い国」になってしまったのか?
    第5章  「貧乏国」で幸せをつかむヒント

    <内容>
    まあ、わかっていたが、データで示されるとそれなりにショックである。国として対応が30年間できていなかったツケであるが、第5章に書かれているように、「日本の価値」を若者が早く見いだし、国外からでいいので(国内からよりも有効な可能性がある)、日本を変えていってもらいたい。ただし、物価だけ上がるのは勘弁である!

  • 日本人の給料が安いことは、ニュースなどでも
    とりあげられており、気になっていた。

    日本は、物価が安い。
    給料も安い。
    それでいて、福祉を充実させるから、税金が高い。

    経済成長がなされていない。
    事なかれ主義により、過去と同じことをしようとして生産性効率に投資をしてこなかった。

    さらに、日本は、海外の人が不動産を買いやすい。
    また、健康保険もコスパがよいため、狙われる。

    いろいろ山積みだが、
    逆にやることやれば、伸びしろが大きいのでは?
    と改めて思う

  • 日本の安さの背景が紐解かれており面白く読んだ。
    しかし、面白がってはいられない。自分の思う普通の生活を維持するだけでもヘトヘト。ここに、英語を学び、海外で通用するスキルや商機を今から身につけることを考えると気が遠くなりそうになった。そんな自分は完全に貧困層だ。。これからも物価高などなどに翻弄されて生きていくのかな。。なんて、超ネガティブになりながら読んだ。読んだタイミングの問題だな。

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著者プロフィール

谷本真由美(たにもと まゆみ)

著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論
および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、
国連専門機関、 外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)
として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、
漫画、料理。
著書に『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、
『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、
『不寛容社会』(ワニブックスPLUS新書)など多数。

「2022年 『世界のニュースを日本人は何も知らない4 - 前代未聞の事態に揺らぐ価値観 -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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