大人が知らない携帯サイトの世界 ‾PCとは全く違うもう1つのネット文化‾ (マイコミ新書)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839924768

感想・レビュー・書評

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  • 2009/8/15 読み終わる。
    「大人が知らない携帯サイトの世界」 というタイトルから受ける印象では、
     子供たちが遊んでいる携帯サイトの情報と、それに対する親や学校の先生たち向けの情報提供とアドバイスの本
    かと思ったのですが、全く違う本でした。

    内容は、PC世代とケータイ世代の成り立ちから現状、対立や問題点 将来の展望 というもの。
    2つの世代の2つの文化が、お互いに交流ナシに発展してきているようすは、興味深いです。
    これからはケータイ世代=子供(学生)が、=一般社会人になっていき、リアルの世代でも対立する懸念も書かれています。
    そうならないためには、PCコチコチ!の人には異文化のような携帯サイトとその使われ方を知り 歩み寄ることが大切だそうです。
    本書が書かれて2年ぐらい経つ間に、携帯も変化していて、将来の展望で、書かれていることが実現している部分もあるようですね。

    最近の携帯では、PCとほぼ同じブラウザでサイト閲覧ができるようになり、
    ・ PCの延長という使い方と、
    ・ PCではできない!?携帯サイトならではの使い方が 混在しているような気がします。

    前者の使い方では、極端に言えば 「iPhone 3GS」が、文庫本くらい大きくなれば使いやすい〜〜なんて声も!

    さて、今の携帯は、第3世代 (一部化石のような?第2世代=My携帯・・・) ですが、
    先日、第4世代の開発についての最新情報を知りました。
    私としては、最新の携帯をお安くGetし、維持費もお安く使いたいと、願っています〜!

  • 「大人」の定義がどうも違う。ケータイ世代というか、iモード世代じゃない?

  • 本書は、PC主体のインターネットから見たときの、ケータイ主導インターネットの特殊性や、これからの発展について述べられている。そもそも、ケータイのネットの使い道が、・電車の乗り換えの検索・天気予報ニュースの毎日ダウンロード・googleやウィキペディアなどでの検索・amazonでの本購入ぐらいしかない私にとって、初めて知るケータイ・ネットの世界はかなり驚き。この本でも指摘するように多くの大人が持つケータイ・ネットのイメージは、・出会い系サイトによる犯罪などの問題・イジメに使うなどの暗いもの。しかし、実態は、「プロフ」や「ケータイ小説」などの新文化の発生源であるという。2008年現在では、この発生源の年齢は10代から20代前半と若い。という理由から、オジサンからみるとかなり違和感のある文化を身近にすることはないが、こういう世代が社会人になる数年後、この違和感に直接触れることになる。本書では、PC vs ケータイという対抗の図式でなく融和に向かうということであるが、それはネット・アクセス・デバイスがそうなるだけであって、違和感が旧文化に馴染むことはないだろう。こういう場合、世の常として古い世代が譲歩する。そして、「今の若いやつらは・・・」と3000年まえから存在するフレーズをつぶやいてしまうのかも知れぬ。

  • 2007年刊行。著者はデジタルコンテンツ・エンジニア。◆携帯端末の問題点を拾い上げて見せる書。特にPCとの差を強調する印象が強い。◇ちなみに、ガラケーからスマホに交換して感じるのは、ウェブサイト検索がPCに近似してきたという印象。この点は時代の進展の結果なんだろうか、それとも違う要素によるものなのだろうか…。

  • [ 内容 ]
    携帯電話からのインターネット利用者数は、2005年にPCからの利用者数を上回り、携帯電話向けの有料コンテンツ市場も1兆円に迫る規模となった。
    にもかかわらず、携帯サイトの話題で挙がってくるのは、「出会い系」「ネットいじめ」といったネガティブなものが多く、携帯電話のネットの世界やその利用者の姿が正確に伝わっているとは言い難い。
    本書では、「もう1つのネット文化」というべき携帯サイトの姿とその現状、そしてデバイスの違いによって生まれたネットユーザーの世代格差について解説する。

    [ 目次 ]
    第1章 インターネットに存在する「2つの世界」(注目される「ケータイ世代」の存在 携帯サイトで「電車男」は生まれなかった? ほか)
    第2章 PCからは得られない「携帯サイト文化」(PCとは大きく異なるケータイ世代の情報発信 ブログやメルマガも取り込む「ホームページ」 ほか)
    第3章 ケータイ世代の「コミュニティ・スタイル」(単なる自己紹介ではない「プロフ」 昔からあるサービスが突然ブレイク!? ほか)
    第4章 インターネットの「世代間格差」(「PC世代」の誕生 「ケータイ世代」の誕生 ほか)
    第5章 「ケータイ世代」がネット文化を席巻する日(進む「ケータイ優位」のネット社会 携帯電話はPC世代も取り込みつつある ほか)

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • デバイスの独自仕様に伴って、PCサイトとは全く違う進化を遂げてきた日本のケータイサイト。そこでインターネットを原体験した世代はPCユーザーからは理解し難いようなネットの使い方をしている。
    だがそれをリテラシーが低いと片付けるのではなく、もう一つのネット文化であると考えよう、いう内容。

    ケータイ世代の文化を知れたという意味では面白かったですが、2007年当時は無かったスマートフォンの普及で、いずれはpcサイトとケータイサイトはゆるやかに融合していく事を考えると、ケータイサイトをマーケットと考えるにはあまりに短いタームのように思いました。

  • 生徒学生の裏サイト、プロフの利用実態を紹介する本

  • 携帯サイト cHTML iモード EZweb ヤフーケータイ ホームページ作成サービス 魔法のiランド パネェ 半端ねぇの略 モバゲータウン ケータイSNS メーリス ML EZ gree

  • 非モバイル世代はとりあえず読んどけ

  • <貰い手が決まりました>
    £2

    PCに対する「もう一つのネット文化」というべき携帯サイトの姿とその現状、そしてデバイスの違いによって生まれたネットユーザーの世代格差について解説しています。

    状態は良好。書き込みもありません。

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