もっと ひと目の詰碁 (マイコミ囲碁文庫シリーズ)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839926809

感想・レビュー・書評

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  • 『ひと目の詰碁』の続編として作られた問題集。生きと殺しの問題を混ぜて概ねレベル別にした前作とは異なり、生きと殺しの部にわかれている。問題数は生きが42題、殺しが140題の合計182題。
    コウの問題がない点では『ひと目の詰碁』よりも解きやすいかもしれない。問題のレベルは同じぐらいか。
    ネタバレっぽくなるが、前の問題から2手ほど戻した問題が続いて出ることがあるため、通して解いていると、本当に解けているのか、まだ前の問題を解いた記憶があるから助かっているだけなのか微妙なときがある。問題集としては、この出題順でない方がよい気がする。そこだけ、評価において星1つ分割り引いた。
    実力がさしてあるわけではなく囲碁を俯瞰して見る視点がないので、問題の質に関してはよくわからない。チクン先生を信じて解いている。

    構成:朴道純

  • ひと目シリーズは、覚えたての人、九路盤でなんとか自力で終局できるようになった人には、置き去りの傷を探せ の次に勧めています。
    古書店で見かけると、このシリーズならなんでも買っておいて、弟子入りしてくれる人に無期限で貸し出しています。たぶんこのシリーズ、ヨセ、詰め碁、手筋・・・・と、10冊は持っていると思います。
    囲碁習得カリキュラムを確立するとしたら、必ず教材に指定されるシリーズだと思います。
    趙先生の名前を冠した本は、校正が丁寧で、誤字脱字が少ないのも特徴です。ファンに対してものすごく誠実な人だということが、伝わってきます。

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著者プロフィール

趙治勲(チョウチクン)
1956年6月20日生まれ。韓国釜山市出身。62年来日、故木谷實九段に入門。68年、11歳で入段。71年、五段。81年、九段。75年、第12期プロ十傑戦で初のビッグタイトルを獲得、その後各種棋戦で活躍し、80年、名人位に就く。以後84年まで5連覇、名誉名人の資格を得る。81年、本因坊と併せ持ち、タイトル戦史上4人目の名人・本因坊となる。82年、名人、本因坊、十段、鶴聖の4冠を制す。83年、棋聖位を獲得、3大タイトルを独占。棋聖位3連覇。87年、天元位を獲得し、史上初のグランドスラム(7大タイトル制覇)達成。タイトル獲得数73。

「2023年 『令和版 囲碁 ひと目の定石』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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