職人の作り方 ‾ものづくり日本を支える大田区の「ひとづくり」‾ (マイコミ新書)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839927011

作品紹介・あらすじ

団塊世代の大量定年退職、技術の高度化とモデルチェンジの速さに伴う短命化、さらには国際競争力の強化も不可欠となるなど、日本のものづくりは危機的な状況に陥る可能性があるとも言われている。本書では、長年、東京都大田区で事業を営みながら、積極的に地域活動にかかわり、多くの中小製造業の経営者との交流を持つ著者が、ものづくりの町・大田区におけるキャリア教育と事業継承という「ひとづくり」を追っている。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    団塊世代の大量定年退職、技術の高度化とモデルチェンジの速さに伴う短命化、さらには国際競争力の強化も不可欠となるなど、日本のものづくりは危機的な状況に陥る可能性があるとも言われている。
    本書では、長年、東京都大田区で事業を営みながら、積極的に地域活動にかかわり、多くの中小製造業の経営者との交流を持つ著者が、ものづくりの町・大田区におけるキャリア教育と事業継承という「ひとづくり」を追っている。

    [ 目次 ]
    第1章 中小企業で学ぶ高校生(日本版デュアルシステムの導入;地域産業の生き残りの道としての長期就業訓練 ほか)
    第2章 中小企業の実情―日本・大田区の現状から読み解く(国内事業所数を大幅に減少させている中小製造業;生産拠点を海外へ移転したことによる代償 ほか)
    第3章 キャリア教育とは(キャリアとは何か;労働力の「量」から「質」の時代へ ほか)
    第4章 ものづくりの町・大田区の挑戦(職場体験実施に必要な地域ぐるみの取り組み;大田区ならではの「安全教育」 ほか)
    第5章 未来型中小企業を目指して(プロダクトアウトからマーケットインへ;中小企業がグローバルスタンダードに対応するために ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 復職するときにライター講座でお世話になった奥山先生。現実的でありながら、広く深く世界をとらえて今後の日本の職業事情を見据え、新しい働き方を提唱する講演をおききしました。
    お住まいの大田区の中小企業の振興を支援されていることを知り、読んだのがこの本です。実際に、地域で社会のために動いて成果を出していくことのひとつひとつが、ここに書かれていて、感動し学びました。

  • 企業は「人、もの、金」であると、よく言われるけれど、「人」を育てるということは容易ではない。ましてや、職人ともなれば、なにをいわんかや、である。
    奥山さんについて、私は「大田区の母」であると思っている。
    ものづくりの現場をIT化したり、オトコばかりの工場のものを使ってアートをしたり、なにやかやとお世話をやいている肝っ玉母さんだ。
    そんな母さんが見た、大田区と、大田区に働く人たちは、とても実直で、がんこで、日本を支える地域のお手本のように思える。

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著者プロフィール

静岡大学大学院総合科学技術研究科客員教授,情報経営イノベーション専門職大学客員教授, 日本女子大学家政経済学部非常勤講師

「2022年 『SDGsを活かす地域づくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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