フィンランド教育 成功のメソッド~日本人に足りない「実現力」の鍛え方~[マイコミ新書]
- 毎日コミュニケーションズ (2009年1月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839929893
作品紹介・あらすじ
フィンランドメソッドで伸びる7つの力。聴く力、表現力、論理的思考力、発想力、批判的思考力、コミュニケーション力、問題解決力…。噂のフィンランド教育の秘けつを徹底解説。
感想・レビュー・書評
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フィンランドの教育?というのが気になり。聴く力、表現力、論理思考など、社会やビジネスで必要な能力を見定めて力を淹れていることがわかった。ただ定石はなく試行錯誤の中で進められている。教育に求められているものも日々変わっており試行錯誤しながらどんどん取り組めていけるかがその国の差を分けるのかとも思った。
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フィンランドの教育で大事にしている部分は、こどもに読み聞かせをすると鍛えられるという話と、カルテを作成し、目標達成のために必要なものやなぜ必要なのかを書き出していくことで実現力を養うことができるという話。表現力の話も興味深かった。
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フィンランドの教育は注目されている割にあまり取り上げている本は多くないので、有益な情報源となった。
ちょっと著者の個人的な思い入れが強過ぎる感もあるが。 -
「日本人のためのフィンランド教育」という視点で,むしろ社会人教育を念頭に置いて書かれた書です.「ビジネススキル」カテゴリの方が適切かも知れません.これを読むと,(もちろんよい意味なのですが)フィンランド教育といっても,やっていることは極めてオーソドックスなことがなされているのだと思います.
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PISAテストでの学力が世界一になり、一躍、世界から注目を浴びたフィンランドの教育メソッドに基づいた書籍です。
人は、しばしば、将来にむけた夢や目標を持つことがあるが、その夢や目標を「実現していく方法」を探るよりも「できない理由」を探るのが顕著である。
夢や目標を実現していく方法、実現力を養うための理論、方法論、実践例などを挙げられています。
フィンランド教育メソッドは、たいてい、「発想力」「論理力」「表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」の5つの力を養うものと言われますが、この本では前の4つの力に加えて「聴く力」「問題解決能力」の6つの力を養うものとして、“諸葛メソッド”を展開しています。
私が「なるほど」と思えたのは、「聞いている」と「聞こえている」の違いについて。
会話しているシーンで話を「聞いている」と、相手方には無視されていると思われかねない。相手方への配慮として、「聞こえている」という姿勢を見せることが大切ということ。
全くもって当たり前のことではあるが、この例えを小学校の学習指導に反映できたら良いのでは、と思いました。
著者の諸葛正弥さんの本は、フィンランド教育メソッドを体感・実践できるものが多く、親しみやすいものばかりです。
教育関係者だけでなく、企業にお勤めの社会人の方にも一読していただきたい一冊だと思います。 -
・目標や夢を実現する力を『実現力』とよび、この『実現力』を鍛える教育方法をフィンランドメソッドと定義
・フィンランドの教育は、非常に興味深いものだが日本人にそのまま当てはめればいいのではない
・フィンランドの生徒の成績が良かったのは、知識に頼るだけでなく生徒たちが様々な現象に対して疑問を持ちそれらの情報を的確に読み取って生徒自身で考えて表現する習慣の賜物であったから
・知識をインプット(暗記)中心で教え、アウトプット(表現)して活用する習慣を身につけさせる機会が少なかった
・読み聞かせに真剣に取り組んでみると耳で聞いた情報と記憶だけを頼りにして、想像を膨らませながら情報収集するので非常に集中力が必要になってくる
・フィンランドがなぜ「ゆとり教育」で成功したのか。
それは、教師が基本的に修士号を持っていることや、教師になる家庭の競争率が十倍にも及ぶこと、教師になってからも盛んに教育に関するトレーニングをすることがあげられ、教師が学ぶことに対して意欲的であることが重要
・目標や夢を語り表現することを繰り返すうちに、曖昧なイメージであったプランが徐々に具体的になっていった
・プラス思考で発想を転換すること
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これ、フィンランドのことをしっかり知りたいときに読むものではありませんでした。
どちらかというと、日本人がどう成功するのか、という方向へ行ってしまう・・・ -
2009.4.27購入
HRで「講義を受ける態度」について取り組むタイミングと内容を決めた本。
「実現力」や「表現力」を身につけてほしい!!!