「私らしく」働くこと ~自分らしく生きる「仕事のカタチ」のつくり方~
- マイナビ (2015年7月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839954987
作品紹介・あらすじ
「生き生きと働くためにはどうすればよいのだろう?」
『暮らしのおへそ』『大人になったら着たい服』(主婦と生活社)の
ライター・一田憲子さんによる、「自分らしく働く」をテーマにしたエッセイ集。
仕事に漠然とした不安を抱える人、これからの働き方を模索したい人など、
生き生きと働くためのヒントが詰まった一冊です。7人の女性の仕事の話を収録。
・主婦からのスタート。自分の仕事を見つけるための最初の一歩は?
CHECK&STRIPEオーナー/在田佳代子さん
・人生の後半で仕事の第2ステージの見つけ方は?
蔦屋書店勤務/勝屋なつみさん
・仕事と家事と子育てを機嫌よく両立させるには?
BEAMS勤務/中田順子さん
・「好き」を仕事にするためにはいくらかかる?
出張料理人/後藤しおりさん
・会社に勤めながら自分だけの仕事を始めるには?
広告代理店勤務&tonton&tokotoko主宰/葉山万里子さん
・「誰でもできる」から「私にしかできない」仕事へシフトするには?”
文筆家/小川奈緒さん
・ずっと飽きずにひとつの仕事を進化させ続けるには?
リベスト勤務/山田妙子さん
・私の働き方
編集者・ライター/一田憲子
感想・レビュー・書評
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この本も、フォローしている方のレビューを読んで借りてみた。
最近、読む本はブクログ頼みで、こんなことでいいのだろうか?いや、いいだろう…多分。
20代〜50代のフリーランスや会社勤め、会社勤めをしながら別の活動をしている…など様々な女性達の、その仕事に至るまでのことや、仕事とプライベートの両立などについて、著者が丁寧に取材している。
著者自身の心持ちや経験とも照らし合わせつつ、取材対象者に光を当てているところが読んでいて心地いい。最後は著者である一田さん自身について書かれているのだが、彼女が編集している他の書籍についても読みたくなった。
20代、30代で今の仕事を続けるか悩んでいる人、一度はベストだと思って仕事を辞めて家庭に入ったけれど、やはり仕事をしたいと思い始めている人などが読んだら、何かキッカケを与えてくれるかもしれない。2020.4.17詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までのわたしは
「働くことは稼ぐこと」と無意識に
思っていて、
だから
仕事とはキツいもの、がんばるものと
考えてきました。
けれど
職場でうつのパニックを起こし、
上司に話をしているときに
わたしの口から出てきたのは
「楽しく働きたかった」でした。
仕事をしているわたしは
自分ではありませんでした。
看護師の自分は
本来の自分とはちがう自分で、
求められるであろう看護師像を
演じていたのです。
そんな自己不一致の状態で働いていて
仕事が楽しいはずがありません。
うつがだんだんと回復してくるにつれ、
仕事をしたいと思えるようになりましたが、
同時に、自分のままで仕事をしたいとも
思うようになりました。
なにか自分らしく働くヒントはないか…。
そう思って手にとったのが
『「私らしく」働くこと』という本でした。
この本には7人の方と、著者自身の働き方が
紹介されています。
読み終えて感じたのは
仕事している自分とプライベートの自分を
切り離していたこと自体がおかしいこと
だったんだ、というこでした。
「中田さんの仕事は、中田さんの暮らしの中にあった。」(62ページ)とあるように、
「仕事はわたしの暮らしの中の、ほんの一部なんだ」と、感じました。
だから
「ワークライフバランス」という考え方を
している限り、
つまり「ワーク」と「ライフ」を切り離して天秤にかけ、
バランスをとろうとしている限りは、
自分らしく働くことはできないのです。
仕事と暮らしは切り離せないもの。
自分と暮らしも切り離せないもの。
自分を切り売りして、
仕事用の自分を作り出していたことが
そもそも「楽しく働くこと」から
遠ざかることだったのです。
『「自分らしく」働くこと』のなかでは
自分のまま、仕事をおもしろがりながら
生き生きと暮らしている方々の姿を
見ることができます。
仕事をしている自分に
なにかズレを感じたとき、
無理している自分に気づいたときは、
『「自分らしく」働くこと』という本から
自分のままで楽しく仕事をするヒントを
見つけてみませんか。 -
仕事が好きな女性って、すごく難しくて、いっつも100点がないんですよね。
だって、仕事だけ頑張ってても、プライベートや人生の色んなライフイベントは止まっちゃうし、かと言って、恋愛したり、青春したり。なんてしていると、男の人の世界からは置いていかれるような気持ちになっちゃうからです。
だから、仕事を頑張ってても、家事を頑張ってても、どこか不安になるんだと思います。
それは、私も一緒だから、こう言う本をたまに読んで、安心したくなります。
女性は結婚や出産、育児もあり、ほんとーに働き方がそれぞれで難しいです。
この本は、自分なりのこだわりを大切にして仕事に向き合う女性たちにインタビューした本です。
好きを仕事にするために、お金とどう向き合うか、結婚や出産と、どっちをいつ優先するか、いろんな選択や決断が詰まっていて、女性の書く本って、シビアでリアルで面白いです。 -
「暮らしのおへそ」の一田さんのインタビュー本。
やっぱり、人のチョイスが私好みでおもしろい。
「どこで見つけてきたんだろう??」という人ばかり。
きっと、一田さんご自身が、よく観察される方で、自分の感性を信じている方なんだろう。
ちょうど会社と自分の思いのバランスの取り方で迷っていた時期だったので、参考になった! -
やりたいことを自分の生活(時間)にどう組み込んでいくか。持続可能なシステムを考えようと思いました。ありがとうございます。
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著者の自我がすごい!!(苦笑
インタビュー記事でも「私は」「私が」「私も」
最終章でも「私の働き方」を語りまくる。
もっとフラットに色々な人の話を載せてもらいたかった。著者が自分のことを語りたいのであればそういう本を作ればよかった。
インタビューというのは聞き手と話し手の相互作用から生まれるものだとは思うけれど、ここまで聞き手の自我が強すぎると話の内容も著者の聞きたいこと伝えたいことだけが誘導されているような気がしてしまい、読むのに疲れた。
言葉の受け取め方やどこに面白さを見出すかなどは、「私は面白いと思った」と直接的に書くのではなく、読者が自由に感じ取れる余白を与えてくれても良かったのではないか…。
しかしほんの一瞬、インタビュイーの言葉の中にキラリと光るヒントがあり、それを見つけられただけでも読んで良かったと思えた。蔦屋書店の勝屋さんの章が面白かった。
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読みたいところだけ読んだ。蔦屋書店の勝屋さん。自分の好きに正直に、今までのキャリアにとらわれず、職を変えるっていうのは、また仕事に新鮮に向き合えていいかもなって。
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<感想>
「私らしく」と言っているだけあって、出てくる方皆さんが自分のやり方・ペースで働いている。そしてなにより"頑張りすぎてない"。肩の力がほどよく抜けていて、余裕があるように思う。そんな人達にも、うまくいかないことや思い悩む時期があったと知ることができて少し救われた気持ちになった。何でも完璧に常にうまくいく人なんていないから、自分のできる範囲で最大限の力を発揮しよう!そんな後押しをしてもらった気分。 -
初めての一田さん。暮らしのおへそを読みたいと思いつつも購入にいたらず、図書室にあったこの本を借りました。文章が優しくて、心地よかった。