おちこぼれ退魔師の処方箋 ~常夜ノ國の薬師~【SSプレゼント☆キャンペーン実施中】 (マイナビ出版ファン文庫)

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  • マイナビ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839970789

作品紹介・あらすじ

退魔師の家系に生まれた咲楽。
しかし彼女には退魔の才能がなく、代わりにあやかしなど「魔者」を癒す力を持っていた――。

家に居場所がなかった咲楽が巡り合う運命とは……優しくも切ない人間と魔者の人情物語。

感想・レビュー・書評

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  • 社会性
    自分とは

  • 能力的に価値があるのに、自尊心が低すぎてそれに気づいていないのは宝の持ち腐れだと感じた。
    小説とは関係ないけど、現実も同じ事だと思う。それは、皆その人にしかない輝きがあるのに、気づけず、周りの誹謗中傷等で自信喪失して本来の良さが出せたないと感じる。
    内容はとても幻想的な雰囲気で飽きずに読めた。
    癒せる能力を持つ人は、優しい人が多いと思った。

  • タイトル通りのお話。


    生きづらさや、現実逃避したい人におすすめできるかもしれません。
    退魔師としては、おちこぼれかも知れませんが能力という意味でなら希少価値が高すぎると思いました。
    魔物という、人外であるからこその思考や少女のちょっと普通とはズレている思考(鴉さんより思考)が何だから、個人的にはほっこりしました。

    結構、淡々と進むというか日常を除いているのような感じでストーリーが進むので、ハラハラドキドキしたい人には物足りなさを感じるかもしれません。

    まだまだ、ちょっと謎が多いなぁという作品。

  • 本のタイトルは処方箋、薬師となってはいるものの、薬というイメージは本文からは感じないかな。癒し、という言葉のほうがしっくりくる。薬師なのは、どちら?主人公なのかな、鴉なのかな。

  • 今まで読んだ田井ノエルさんの作品で、一番好きかも。咲楽と鴉の関係性もなんかいい。

  • 誰かに必要とされてたい妖怪を癒す力を持った少女と妖怪からの穢れを癒す鴉天狗のお話。
    家族とか他人とか人との距離を描かれている点が面白かった。
    主人公の女の子にあれ?って思うところもあったが人間臭い感じが表現されているので納得できる部分もある。(人間誰しも自己中心的なのだ)
    少しずつ人との距離を掴む少女、次作に期待です。
    (次作あるなら買ってみようかなと思えます。)

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著者プロフィール

略してタイノエ。小説家のような生物。愛媛県松山市近辺在住。2018年、第6回ネット小説大賞を受賞して商業デビュー。代表作に『道後温泉 湯築屋』シリーズ(双葉文庫)、『大阪マダム、後宮妃になる!』(小学館文庫キャラブン!)などがある。@tainoe_tainoel

「2023年 『執筆中につき後宮ではお静かに 愛書妃の朱国宮廷抄 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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