- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839981440
作品紹介・あらすじ
母とふたりで暮らしている蒼士(あおし)。とくに夢も目標もなく、なんとなく日々を生きている平凡な男子高校生だ。その平穏な日常は7年間音信不通だった姉・楓(かえで)が娘の麦(むぎ)を連れて帰って来たことで見事に破壊された。父に反発して家を飛び出した姉の突然の登場で家族は否応なく形を変えていく。変えられない過去とこれからの未来。ラストはじんわり泣ける、家族の再生の物語。
感想・レビュー・書評
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Amazonの紹介より
母とふたりで暮らしている蒼士(あおし)。とくに夢も目標もなく、なんとなく日々を生きている平凡な男子高校生だ。その平穏な日常は7年間音信不通だった姉・楓(かえで)が娘の麦(むぎ)を連れて帰って来たことで見事に破壊された。父に反発して家を飛び出した姉の突然の登場で家族は否応なく形を変えていく。変えられない過去とこれからの未来。ラストはじんわり泣ける、家族の再生の物語。
突然帰ってきた姉。7年間何をしていたのか?
段々と浮き彫りになっていく家族内でのいざこざに他人事とは思えなく、夢を持つことの大切さや影響をじっくりと噛みしめました。
現在のパートだけでなく、姉が出ていくまでの家族とのエピソードとなる過去パートも登場します。
夢を目指したい子供、優等生にさせようとする大人というありがちな家族像で、お互いが反発しながら、それらを見守る主人公がまぁ切なかったです。
姉の行動が、どれだけ主人公に影響を与えたのか。そう考えると、夢を持つことがどれだけ周囲に影響を与えるのか、なんだか心が揺らいでしまいました。
それでも、自分の人生なので、めげないでほしいなと思うばかりでした。
姉が今までどんな生活を送っていたのかは、最後に明らかになります。なんとなく読むにつれて、そうだろうなという話は見えてくるのですが、なんだかやるせないなと思いました。
そんな姉を癒してくれる子供の存在。もうたまりませんでした。可愛さが溢れていて、こちらまで癒されました。 -
2024.3.8 読了
高校生の蒼士(あおし)は
父は単身赴任中で 母と2人暮らし。
特にしたいこともなく、夢もなく
平凡で平穏な日々を過ごしていた。
そこに 高校卒業してからすぐ
飛び出すように家を出て行った
お姉ちゃん 楓が 6年半ぶりに
突然 帰ってきた。
しかも、自分の娘 麦を連れて。
環境が ガラリと変わって 考えや
家族の形も 少しづつ 変わってゆく。
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泣いてしまった!