ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊 (MF文庫 J や 1-5)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2005年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840112369
作品紹介・あらすじ
異世界ハルケギニアに使い魔として「召喚」された才人は、相変わらずご主人様であるルイズに犬扱いされていた。ある日、ルイズは敵軍を撃退した件で、王女アンリエッタに呼び出される。ルイズが伝説の『虚無』の使い手として知れ渡り、敵に狙われることがないよう、心を砕いてくれる王女。そんな彼女に改めて忠誠を誓うルイズと、ルイズを助けることを約束させられる才人。だが、全てがうまく収まったように見える裏で、アンリエッタは好きだった亡きウェールズ王子を想って沈んでいた。そんな彼女の心につけいるように、敵軍レコン・キスタの策略が動きはじめ…異世界を舞台にしたラブ&ドラマティックストーリー、第4弾。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
前巻から引き続き、シリアスな展開が継続している。
反乱軍『レコン・キスタ』によるタルプ侵攻を防いだトリステインはアンリエッタ王女を戴冠させ、女王という即位させた。
ルイズとサイトは前巻で新たに手にした力について調べていたが、ルイズがモンモランシーの作った惚れ薬を誤飲したことで事態は急激に変化し、二人の関係は多くの要因で絡み合い、複雑な関係と変化した。この先は容易に関係は進まないんだろうね。
また、タバサの秘密に関しても僅かではあるが書かれていた。言葉が少ない彼女だけど、その身にかかる圧力は並大抵のものでは無かったようだ。
最終章の急激な展開は新たに即したアンリエッタ女王に覚悟を決めさせるためだったのだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
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前半は才人、ルイズ、シエスタの3人によるベタベタのラブコメ。後半はタバサの実家の事情が明かされたり、いまなおウェールズ王子への想いを断ち切れないアンリエッタの気持ちが主題の、ちょっとせつないストーリーになっています。
才人は水兵服を購入し、シエスタの協力を得て魔改造を施してセーラー服に仕立てます。故郷の魅力の魔法がかかったこの可憐な装いをシエスタにプレゼントし、ぱんつはいてない彼女をくるくる回らせてお楽しみ。しかし、その様子をルイズに見られてしまい、修羅場となります。
怒りを爆発させるルイズから逃げ出した才人は、モンモランシーの部屋に隠れます。ところが、彼を追って部屋にやってきたルイズは、ギーシュの浮気を防ぐためにモンモランシーが作った惚れ薬を誤って飲んでしまい、デレモード全開になります。
才人、ルイズ、ギーシュ、モンモランシーは、惚れ薬の効果を解除するために必要な、ラグドリアン湖に住む「水の精霊の涙」を求めて旅に出る。湖にたどり着いた4人ですが、精霊は湖を増水させて周辺の人間たちを困らせていました。しかも、キュルケとタバサが、人びとを苦しめる水の精霊を倒す使命を帯びてやはりこの湖に来ていたのです。
キュルケと合流した才人たちが、水の精霊から増水させている理由を聞いたところ、死んだ者に偽りの命を与える「アンドバリ」の指輪という秘宝を取り返すためだと分かります。盗み出したのはアルビオンのクロムウェル。才人たちは指輪を取り返すことを約束し、増水を止めてもらい、さらに「涙」を譲ってもらうことになります。
一方クロムウェルは、「アンドバリ」の指輪を使ってウェールズ王子をよみがえらせ、アンリエッタを連れ去ることに成功します。事件を知った才人たちは、アンリエッタを取り返すため、ウェールズ王子のあとを追いかけます。
筋書きだけを放り出したような文章はあいかわらずですが、その筋書き自体は整ったストーリーになっていて、十分に楽しめました。 -
うーんいいね。めちゃくちゃ先が読める展開だからこそ、安心して読める。
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ルイズとサイトの掛けあいがおもしろくさくさく読めます。それといって深い伏線なんかはないけどキャラ押しでなんとかなる一冊です。たまにサイトがかっこよすぎてツライ笑
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セーラー服を着たシエスタ
惚れ薬でデレデレのルイズ
どちらも素晴らしい!
死体を動かす魔法が水の属性と言っていたが前回は虚無っていっていたような気がしたんだがこれも伏線のうちなのだろうか。 -
ウェールズ王子とアンリエッタ王女の悲恋・後半戦。
そんな中ではあるけれど、ルイズが才人に対して、謀らずしも惚れ薬の力で可愛く色っぽく迫っちゃうところは、新鮮な展開!
タバサの素性も少し明かされ…。
3巻から読むのに間が開いてしまったけど、やっぱ面白いと思ったw -
メイドさんにセーラー服を着せて(下着は非装着)、いろいろなポーズをとってもらう話。
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水をテーマにルイズが惚れ薬でデレデレになる話。
それ以上でも以下でもないw