ゼロの使い魔14 水都市(アクイレイア)の聖女 (MF文庫J)
- メディアファクトリー (2008年5月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840123198
作品紹介・あらすじ
ガリア王ジョゼフの野望を砕くため、ロマリアへの協力を決めたルイズ。しかし、最も危険な役割を担う才人を案じたルイズは、ロマリア教皇の持つ「虚無」の力を借り、才人を元の世界へと戻すことを決意する。才人が突然姿を消したことにとまどうティファニアたちだったが、ガリアを迎え撃つために国境近くの街・アクイレイアへと出発したため、うやむやになってしまう。一方、ジョゼフの命令を受け、騎士人形「ヨルムンガント」の"軍団"はロマリアを目指して出立していた-。ルイズの運命は、才人の決断は!?大人気の冒険ラブコメファンタジー第14巻。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
前巻でのサイトとの別れを思い出し、悩み続けるルイズとガリアとロマニアの対決が物語の見どころだった。サイトのことで悩み続けるルイズが悩んだ末の決断は大変に悲しいものだったが最終的にはサイトの帰還で元通りになったことは喜ばしいことだったな。
一方でミョゼニトゼルンが追い詰められつつあることも気になる内容の一つだったな。このままでは主人と使い魔の関係に罅が入ることは確実だと思うがどうなるのだろうか。
また、ブリミルとサーシャの登場は今後の物語に影響を与えるのだろうか。
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ライトノベル
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才人は6000年前のハルケギニアでブリミル・初代ガンダールヴと出会う。ルイズは苦しみから才人の記憶を虚無の魔法で消す。ガリア軍ロマリアへ侵攻する。才人ガンダールヴと出会った夢から覚め故郷よりハルケギニアを選び、タイガー戦車でヨルムンガンドを撃破。ルイズは才人のキスで失った記憶を取り戻した。
タイガー戦車1両で戦争が終わってしまった。戦車強い。才人が地球に帰るかどうかためす儀式はいらなかったね。才人がいなくなったら戦争に勝てないロマリア側が才人を殺すわけがない。つまりあのシーンは読者にロマリアの狂気を見せるためのシーンで、ストーリーの流れとキャラの思考からたどれば全く不要。才人が絶対にハルケギニアを選ぶなんて分からないわけだし。ただあのシーンがないと母のメールに返信するというラストがなくなる。感動のために強引な展開をねじ込んだ印象が残った。
後半悲愴な戦争がルイズと才人のイチャイチャで終わるのは落差がひどい。
なんだかんだ文句はあるが世界観とキャラクターが好きなので続きも読みます。 -
サイトと別れる決意をしたルイズは、サイトに関する記憶を消してくれるよう、ティファニアに依頼します。一方サイトは、夢の中で6000年前にタイム・スリップし、ハルケギニアの始祖ブリミルと、最初のガンダールヴであるエルフのサーシャに出会います。彼らは、「ヴァリヤーグ」と呼ばれる軍隊と戦っていました。
サイトの記憶を失ったルイズは、「アクイレイアの聖女」として、シェフィールドが率いるゴーレムに立ち向かいます。ルイズは虚無の魔法をゴーレムに放ちますが、アルビオンの戦いを経て、ルイズの虚無の魔法への対抗策を施されたゴーレムには、効果がありません。
一方、眠りから覚めたサイトの前に、地球への帰還を可能にする世界扉が開かれます。そして、ジュリオはサイトに、元の世界へ帰還するか、この場所にとどまるか決めるようにうながします。サイトは、地球へと帰還する道を捨てて、コルベール先生とともに戦車に乗り込み、ゴーレムと戦うルイズのもとへ駆けつけます。
始祖ブリミルをめぐる話が絡んできて、物語の行方がいっそう見えなくなってきました。既刊20巻で、ある程度結末の方向性が示されているのか、ちょっと不安です。 -
ふたたびサイトがチート級イケメンとなる巻。ひさびさに盛り上がるぜ!
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今回はまた大きな戦いが始まるという重要な部分だったが、タイガー戦車の活躍が個人的にかなり気にいった。
現代の兵器がファンタジーの世界で猛威をふるうのは読んでいておもしろかった。 -
異性間で妄想を共有する話。
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読了。
盛大な引きで終了してた13巻の続き。
現代に飛ばされたと思っていたサイトが実は….ってトコロが予想外だった。もちろん良い意味で予想を裏切られた。
ルイズとサイトの『絆』が今回の話のメインではあるが、ギーシュやマリコルヌ達水精霊騎士隊の見所も多々。なにげにカッコイイセリフ吐いてるんだよね。
始祖ブリミルについても多少触れられていて、物語としての終盤がそろそろ見えてきたかな。