作品紹介・あらすじ
千歳のみならず、まりもや咲の危機をも察した十勝は、大胆にもクラスメイトたちの前でハーレム宣言をした!さらに集まってきた野次馬生徒たちが注視するど真ん中で、「うちのコトを好きだっていう確かな証拠見せて」と言うまりもにキスをした!阿鼻叫喚に包まれる昇降口!…果たして十勝は決死の覚悟で下校仲間を守りきれるのか?そして留萌を呪縛の檻から救えるのか!?神聖下校物語、ついに完結!「おまえみたいな野郎は許せねえ!いますぐ学校から出て行ってくれないか!!」-まさに下校。池田十勝、下校十段!参る。
感想・レビュー・書評
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評価:☆5
下校系ラブコメ最終巻。
いやもう終盤は下校あんまり関係なかったけど、良いラストだった!
仲間を大切に想う優しさ、迷わずすぐに行動する勇気、咄嗟の知恵(悪名の利用含むw)を併せ持った十勝が主人公でしたね。そりゃモテるわ勝ち越すわ(笑)
好きな女を食われたくなかったら電話番号教えろってどんな脅しだよw
最後まで気を抜けなくて一気に読んでしまった。
留萌の意識が飛ばせる条件というのも上手く作用してたと思う。
みんなに真実を打ち明けたことでギスギスすることもなくなって、笑い成分も良い感じだった。
東神楽のやったことは許されることではないけど、他人とは違う少し変わった趣味や嗜好を持ってるなんていうことはよくあることだよね。その度合いが問題だっただけで。
ただ今までいろんなキャラ見てきたけど、東神楽の気持ち悪さは5本の指に入るw
しかしラストの締めがまさかさきっぽとはww
みんな友達想いで良い子すぎるけど、一番はやっぱりまりもかな。嫁にください。
まだまだ下校メンバーの物語に触れていたかったけど、これで終わりか。残念。
短かったけど十二分に楽しませてもらったよ。ありがとう!
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女の子と一緒にだらだら下校話・・・と思いきや後半はシリアルキラーとの戦いがメイン。どうしてこうなったと思いつつも話の盛り上がりやキャラ立ちなどは文句なしで、主人公のイケメン性格具合も相まって面白かった。出来ればもう一冊くらい後日談が欲しかったなぁ
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1巻読み出した頃からは想像もできない展開にただただ唖然。
表現が生々しいのもあって、好みがはっきりわかれると思うけど、最終的にハーレムエンドに持ち込む辺り読んでてすごいと思った。
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まさかのハーレムエンドに持ち込む主人公。これはこれでありでよかった。
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伝説の下校ラノベ(?)の完結編.
というわけで下校十段の池田十勝が頑張ります.
なんつーか,途中から超展開だったわけですが
自称・下校王である池田十勝の下校仲間達を護る戦いが
今始まる!
彼らの下校はまだ始まったばかりだ!()
いや,とりあえずそんな事を書いてみたけど打ち切りエンドではない筈.
まぁそれでも一年生である彼らの高校生活はまだ2年以上残ってるから
あながち間違っては居ないんだぜ.
今回は例の変態さんが気持ち悪かった件以外は面白かったよ.
まぁ,例の変態さんは気持ち悪くて正解な訳だけども.
このシリーズおもしろかったよ.
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綺麗にまとまる。急展開にも関わらず作品の雰囲気が壊れず、しかもそのゆるめの雰囲気の延長線上で事件を解決してしまう流れが見事。良い作品でした。
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ろーどぐらすもついに帰宅(カンケツ)!
下校がテーマの日常系ラブコメだと思いきや、まさかここまでスリルとサスペンスを味わえるとは……!
ドキドキしながら読めてラストも文句なし。 すばちさんのイラストもシリーズを通じて良かったです。 5巻最後のイラストなんてもう最高。
留萌を加えた5人での下校話がなかったのが残念だけど、普通のラブコメとは一線を画す素晴らしい作品でした。
比嘉先生の次回作を楽しみにしています。 うむにゅ。
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2011 3/30読了。WonderGooで購入。
ほのぼの日常系道草ライトノベルから急展開、下校道を脅かす通り魔との対決サスペンスになった『ろーどぐらす』完結編。勝ち越しさんの勝ち越しっぷりがヤバい。
実際の対決では勝ち越しさんはかばったり怪我しているだけで東神楽に手は出せてないあたり、妙にリアルだなあとか思いつつ。
最終的に大団円だし、勝ち越しさんと4人がこんな感じだと恋愛事情もなんか本気で四股達成できちゃいそうで安心な感じで、良かった良かった。
著者プロフィール
北海道在住の小説家。2007年『ギャルゴ!!!!!! 地方都市伝説大全』にてデビュー。その他著作に『神明解ろーどぐらす』『たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった』(MF文庫J)、『転醒のKAFKA使い』『キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った』(ファミ通文庫)など。
「2023年 『命短し恋せよ男女』 で使われていた紹介文から引用しています。」
比嘉智康の作品